以前からお気に入りに入れてはいた物の、あらすじと結末は軽く聞いて知っていたので横に置いていました。今回クーポン頂いたのと深夜のテンションで最終巻まで購読しましたが、オチを知っていても高揚感に包まれる面白い作品でした。タイトルで誤解している方が多いとは思いますが、追放ザマァ系では全く無く、少しミステリー要素や悲壮感、驚きを含んだ感動物語という印象です。前半の物語進行にモノローグが多様されているのが気にはなりましたが、主人公のスキルの特性上、一人語りが多くなるのはやむ無し。その分3巻中盤以降はクライマックスに向けて畳み掛けるようにスピード感が増します。作画家様の高い画力や迫力有る構図が光り、緻密なストーリーを盛り上げます。最終的に、世界で起こった事、真実を知るのは神と読者のみ。全4巻で綺麗に完成していました。現時点でレビュー数が20強と少なめで、こうゆうお話好きな人多そうなのになぁ…と不思議です。とりま手近な親族辺りに布教しようと思います。