ネタバレ・感想あり【特装版】翅の音―はねのね―【電子限定おまけ付き】のレビュー

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それは天性の才能。胸を張れ若人よ
ネタバレ
2023年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料だったので、読んでみました。
先天性で声変わりがないことがコンプレックスの六丸と、喉ポリープ手術のせいでバンドボーカルに支障が出ている定時制の鳴海が偶然邂逅したことから始まる青春バンドストーリー。
普通科と定時制で同じ机を使っていた事による出会いからの鳴海が六丸の声に興味を持ち稀有な才能だと諭したのち使ってないギターを渡して音楽をやらせることに成功し六丸は将来鳴海とバンドを組むことを夢見るが、逆に鳴海はその歌声に嫉妬を覚えてしまう…アオハルがここにある。六丸のコンプレックスが変化することを喜びつつも、鳴海のボーカルとしての夢を考えると切なくなるわ。
先が読めないので、続きが滅茶苦茶気になりました。
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化学反応だ
ネタバレ
2022年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 変声期がなくて高校2年生になっても女子のように高い声の六丸。病院では先天的なものと診断され、周りからはからかわれる、そんな中で出会ったのは六丸の席を共有する定時制クラスの鳴瀬。彼は六丸の声に興味を示し、六丸は鳴瀬に導かれて音楽に触れていきます。「未来のことを考えるなんて ただ憂鬱なだけのことだった」 六丸の世界は輝きはじめます。
2巻まででまだ六丸はバンドのメンバーになっていません。ギターの弾き方や作曲の仕方、声の出し方を学んでいるところです。鳴瀬は喉の手術をしていて、六丸の声を唯一無二のものと認めながら、少しうらやむような複雑な気持ちもあり、そういう登場人物の心の動きが繊細に描かれていて引き込まれます。
タイトルの「翅の音」は2つの羽(=翅)をこすり合わせて発するコオロギの鳴き声のこと。鳴瀬が六丸の声をコオロギになぞらえて「いい声」と評したことによります。
キミトワさんはブロマンス+ニアBL+ライトBLに特化した雑誌のようでこの作品はブロマンスかな。まだわかりませんが。バンドや青春ものが好きな方だったら楽しく読めるのではと思います。
これからどうなっていくのかすごく楽しみです。
2022年10月~ 1巻 総174ページ 2巻 総172ページ 各巻 特装版限定描き下ろしイラスト1p付き
音楽にかける青春成長物語
2023年8月14日
初読み作者さん。未完です。少女漫画枠ですが表紙やレーベルからライトBLかなと思い、バンドものも好きなので、新刊3巻が発売されたタイミングで読んでみました。
1巻めは生まれつき声が高くコンプレックスを持つ六丸の素質を見抜いた鳴瀬、このふたりの関係がかなりフラグたってたのですが、あれれ、、3巻まではあまり私の期待していた方向には進まず。バンド活動や今時の音楽生配信などを通しての青春成長物語が主で、才能への嫉妬や絆ももちろん描かれるけど、今のところはかなり薄めでしたね。表紙からかなり期待してたので、あとひと声!って叫びたかった。
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