ネタバレ・感想あり宝石の国(12) 特装版のレビュー

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付属冊子は、光に満ちた写真集風
2024年11月29日
特装版付属冊子についてのレビューです。
もはやどちらが「付属」なのかがあやしい、176ページの、写真集の体をとったイラスト集。モノクロ。横書き、横長。
添えられた言葉は、異文化の言語を翻訳した、というスタイルで、ぎこちなさのある文章になっています。素晴らしい。
一万年のうちのどこかの、月でのパーティーの日の様子。
宝石達の様子が見られ、本編に奥行きを添えます。
この冊子は、明るく楽し気で、とにかく光に満ちていて、イラストもハレーションを利用して撮影された写真のようです。
だからこそ、読後感が鬱。
光あるところに影はあり、光が強いほどに影の色は濃く。
この手法で描き切った作者の手腕に唸ります。
えげつなく、しかし美しい
ネタバレ
2022年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特装版を買いそびれ、重版を待ちきれずに購入。とても良かったです。12巻の方も特装版の方も情報量が多く、考察のしがいがあります。でも、紙媒体の方がより楽しめると思います。

フォスだけ未だ動けず、他のみんなは前へ進んでいく。一巻からこの構図は変わらなかったんだなと、そんな印象を受けました。それに加えてキラキラパーティーの特装版、、、正直えげつないです。ある部分はエグいくらいにリアルに描き、その他の部分は非現実的なまでに美しく描くという市川春子氏の真骨頂のような巻でした。
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シンシャとフォス
ネタバレ
2022年11月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大詰めを迎え、展開のある巻になっていますので、ドキドキしながら読みました。
シンシャとの邂逅シーンでは涙してしまいました。フォスの悲しみや怒りと金剛の記憶が一万年を経て結合し収束する。壮大なストーリーさすがでした。
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終盤の展開が
ネタバレ
2024年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 緩いファンタジーかなと思ったら、終盤にかけて予想外の展開に。砕けても死なない宝石の体を持つ者達と月人との戦いの裏にある理由に驚きです。そしてフォスの変貌ぶりにびっくり。
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作家名: 市川春子
ジャンル: 青年マンガ SF
出版社: 講談社
雑誌: アフタヌーン