2巻読了。
1巻は、一応一冊で完結してると読めるように終わってますが、2巻は明確にこの先に続く展開。
そして、ハッキリとスポーツ漫画として進んでいく模様。
野球は作者さんの得意分野のようなので楽しみ。
脇役ですが、今後は先生(監督)が、かつての後悔をどう解決していくのかに注目しています。
後、ノナが大人になる展開に期待。今みたいに真白に執着してるところも如何にも思春期でいいですが。
名作になると期待しています。
しかし…一冊が高いなぁ…。
(1巻読了時のレビュー)
他サイトの読み放題でBLを検索して、ヒットした中にこの作品がありました。
久しぶりに何度も読み返す作品に出会って嬉しくて、続きが読みたくて探したところ、pixivでは身体の関係になってます。
1巻ではほとんど恋愛要素無く、一般向けとして読めますが、野中が真白の投球フォームを回想して「しなやかで…」とほんのりと欲情する場面はあります。
だから、学級文庫とかに入れちゃいけないと思います…。
この漫画のエピソード一つ一つが丁寧で好きで、ろう者である真白のお母さん(本人もろう)、野中のお母さん(苦労人のシンママ)のそれぞれが子供を大事に思う気持ちと行動が生々しくて特に良かった。
真白母が実の親から離れた事情は、聴者でも理解できる人が多いんじゃないかな。
全体を通して、手話や指文字の手の描写も綺麗。
さらに、野球漫画と言うか高校球児漫画としても、たぶん丁寧に描かれています。プレイのフォームの描き方がリアル。練習着の背中の名前の文字が、各家庭によってバラバラに書き分けられているのも、細かいなーと思いました。
たまたま作者買いした『カメレオンは手のひらに恋をする』(手話の動きが綺麗に描かれている。たぶん3巻あたりから身体の関係になる)、『世界で一番遠い恋』(筆談派。聴こえないけど弱者ではない主人公がそれでも生活に悩む様子がリアル。いまのところBLとしては軽く、キスまで。それ以上進まないかも?)。
これらのBL作品も、聾者の生活の悩みや人付き合いの苦しみが丁寧に描かれているけど、BLゆえに人に勧めにくいのが難点…。