全体としてはアンソロジータイトルと内容がちょっとあってないかなぁという作品群。
個別に気になったのは、4つ目の作品が画力、構成力イマイチ。
3つ目までは作品に没入できていて違和感もなかったのに、4つ目6ページ目くらいから急に目が滑って文字が全く読めない状況になった。
おそらくキャラの線の太さに対して吹き出しの線が均等に太い(目立たせたい叫ぶようなセリフは除く)ので、常時吹き出しに目が行きやすいが、吹き出しあたりのセリフ文字量が多すぎる。
セリフが多くても絵で状況が判断できれば良いが、絵の技量が足りず、理解しづらい絵が多く、違和感が気になって集中できない。
絵がわかりにくいのでセリフで補足するしかないが、そうするとセリフが長すぎる。ループする悪循環。
あまりにも読めずびっくりしたので原因を考察してしまった。
作画の方には申し訳ないのだけれど、このレベルで金取られるの勘弁してほしい。出版社側の人材選定ミスでしかないと思う。
5つ目は画力は文句なしだけれど、4つ目で集中力が切れてしまったのもあってか没入できず→時間置いて再度読み直したら、ストーリーがイマイチ?、状況説明のセリフばかりで、ヒーローの心象、心の動きやその行動に至った理由の理解や共感が全くできずつまらないものだったので、絵がきれいな分残念でした。