子どもの頃、私にとって教科書のような作品でした。
何ていうか…人に優しくなれます。誰かと共にありたいと改めて思わされます。
巻数が多いですが今なら完全版もありますし、日常に溶け込むファンタジーがお好きな方はハマるのではないかと。
ここまで書くと癒しストーリーのように思えますが、中身は後半になるほど結構ドロドロしてきます。
一言で言えば「人の在り方」についてでしょうか。登場人物それぞれが闇を抱えていて、主人公の透を中心にぶつかり合って(寧ろ殴り合う勢いで)、少しずつ前に進んでいきます。
重めのストーリーですが、読んでいくうちに登場人物みんなの幸せを願わずにはいられなくなるだろうし、読後はきっと満足感でいっぱいになると思います。おススメです!
現在再びアニメ化されていますが、2001年にアニメ化された方もとても素晴らしく泣けるので未視聴の方はぜひ!