初読み作家様。
或る人々の日常を切り取ったかのようなお話でした。淡々とした生活がその人にとってはただの日常だけど、側から見たら面白いというか趣あるというか何と言うか…。自分の日常も他人が見たら、もしかしたらこんな風に面白いのかもなと思えました。
淡々と流れていくストーリーと時折入る関西弁がマッチしててほっこりしたし、これから先、関係性含めどうなっていくんだろう、と余韻を残した終わり方がじわ〜っときて、それを想像するのも楽しめました。
いやはや良かったです。他作品の『いやはや熱海くん』も読んでみます。(総235ページ)