少女漫画の良いところがぎゅっと詰まってる作品です。
大人が若い人に向けて描く、善良な生き方と清々しい恋の物語は、逆に今読むと心の頼りない隙間が心地よく満たされ、癒しを感じます。
死に戻りという物語の仕掛けは、他で良くみる残虐でつらく悲しいものではなく、当然、復讐やざまぁではない。
遂げられなかった恋の紡ぎ直しのストーリーであり、理解と癒しの旅でした。
主人公たちだけでなく登場人物みんなの晴れやかで一途な生き方が、少女漫画のきらきらした画面ととてもよく合っていて「若い人に読んでもらいたい」と感じましたし、作家さんの誠実さが大人の胸も打つ素敵な作品です。
大人だってさー、いつもビターなのとか酒のあてとかじゃなくてさー。
甘くてふわふわして、しゅわっとしてすうっと溶けてくれる、見た目も愛らしいお菓子を食べたいものなのよ。