TATSUKI先生、デビュー作。
クーポンで購入しました。
デビュー作で短編集なので、あまり期待値上げずに読み始めたのですが、何と充実した1冊なのかしら。
大満足です。
別サイトを拝見していて、数は多くなくても長年の固定ファンがいらっしゃるのに納得します。
何れもBがLする手前、もしくは微かに漂う、いや匂いすらしない程度です。
それでもこの心の充実感は何だろう。
特別個性的というわけでも無いのに。
1度読んだら、繰り返し読みたくなる。
本作もホッコリしたり笑えたり、『出口の〜』の様にガツンと来たり。バラエティ豊かです。
短編なのにどの作品もそれぞれ印象深くて、全ての作品読めて良かったと思わせてくれました。
エゾシカのお話なんかは軽いタッチのお話なのに、妙に心に残ります。『砂の城』なんか、距離感のお上手さが際立っている気がしますね…。
いやどの作品も、ホント好きですね…。
いくら読んでも読み飽きない。
何か凄く満たされた気持ちになりました。