ネタバレ・感想あり夫と心が通わない カサンドラ症候群で笑えなくなった私が離婚するまでの話のレビュー

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難しいとは思うけどこれが現実
ネタバレ
2026年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ いわゆるグレーゾーンとか大人の発達障害って、タブー扱いされてきたから難しいとは思う。
この話の元夫は「今まで周りから言われたことない」から自分はそうじゃないって思っていたかったみたいだけど、そんなの当たり前だよ。
友人にとっても同僚にとってもあなたは赤の他人で、変な人だなとかグレーゾーンっぽいなと思ってもそんなこと本人に言わないよ。面倒だし自分がリスクとってまでそんなこと言ってあげる義理もない。
親は自分の子供が発達障害だなんて思いたくないから言わないし検査しない。
自分にとって一番身近な他者である奥さんから言われたのに真剣に受け止めない時点でもう終わりだったんだよ。
発達障害かどうかは関係ない、自分に都合の悪いことは全部ないものとする、考えない、受け入れない人間性だよ。自覚を持って、あるいは周囲から言われて診断を受けに行く人だってたくさんいるんだから、結局本人次第では。
子供に懐かれてないし、事あるごとに「俺にはできないからアコちゃんやって」とか言ってたくせになんで親権ほしいと思ったんだろ…。この元夫は障害以外にも色々問題ある気がする…。
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他人事ではなかった
ネタバレ
2026年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私自身がASDで、診断を受けたのが最近の事でした。生きにくさは感じていましたが、自覚がありませんでした。
夫が作中の主人公と同じ状況に陥っていないかとても心配です。
その事が気掛かりで、私から夫へ離婚を打診したこともあるのですが、二人で支え合いたいと言ってくれた言葉に感謝しつつ、お互い無理のない生き方を探して行けたらと勇気をもらいました。
障害に罪はない、のか?
ネタバレ
2025年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分も身内に発達障害の人がいるが、悪気はなくとも「損得勘定」は存在していると感じる事がある。
作中、妻が連れてきた猫の世話はしない、というエピソードがあったが、一見悪気はなく理屈で考えた結果にすぎない、かの様に見受けられるが、そこには損得勘定が明らかに存在している。
世話する対象を減らす事で自分にメリットがあるのは事実。その為に理屈を構築したのではないか。
嫌だからやらない、は感情論だとされるが、「自分が損だからやらない」も、それはそれで感情論なのではないか?
損をしたくないという気持ちは理屈ではなく感情から来ているはず。発達障害は相手の気持ちを察して「配慮」する事が出来ない。だから相手の損得より自分の損得を優先する。
障害を持った人に接する機会のある職業の人であれば、それが障害の当たり前だからこそ「悪気はない」と表現するのかもしれないが、
自分の損得しか考えない人間は、人を陥れてやろうとか害してやろうと思っていない前提になるのだろうか?と、ふと考えてしまった。
作中、妻を気遣ったり親切にするシーンもあり「決して悪い人ではない」とする主張を妻は持っている様子だが、あくまで自分の損得勘定に影響しない範囲でしかやってくれていない、と客観的にはそう見える。
病気で本当に助けが欲しい時には、自分に都合の良い解釈と価値観でしか助けようとしない。親切な時が存在している分、余計に「自分に都合が悪い時だけ障害が発動している」ように見える。
妻が「伝わらない」事で苦しむのはいつも、理解する事で夫側にデメリットが生じる時。自分のミスであったり、反省や自己否定に繋がる事は全てシャットダウンされている。
離婚が覆せないと察した段階で生活必需品を完全に折半しようとし、会話すらしない。全て自分の感情優先で動いている証拠だと思った。
発達障害の診断を拒否した時も、理屈で考えたら、医師の診断が優先で、障害の診断を受けて対処法を学んだ方が合理的であるはず。
障害だと思われたくない、妻に見下されたくない、という損得勘定=感情論を優先したから拒否したとしか言いようが無い。
発達障害にも様々な種類分けがあるが、この人の障害は自分の感情を優先しすぎる事なのだろうなと思った。感情を出すのが苦手な面はほぼ妻に迷惑をかけていないので、それだけなら妻がカサンドラ症候群になる必要も無かった気がする。
幼児、児童療育にかかわるうえで感じた事
ネタバレ
2025年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現在、障がい児の療育の仕事をしており、広告を見て気になり購入しました。
私自身まだこの仕事について半年足らずですが、ASD特性のあるお子さんで知的に問題のない子ほど関わりが難しいと感じています。言葉も通じるし、身の回りのこともできる。でも他児との関わりでトラブルが起きても、自分に非があるとは感じないのです。
そこを教えることの難しさは当事者にしかやはりわからないのだと思います。
主人公の方に共感する方もいれば、旦那さんを擁護する方もいますが、私はどちらに非がある、というよりもパートナーにASD特性のある人がいるのはこういうことだ、ということを細かく表現されていると思います
私は仕事で関わっているので、時間がくれば離れる事ができるし、休日には会うことはありませんが、結婚して家族になれば、常に一緒にいることになります。相手の特性に合わせて、365日生活するというのは、精神的にもとても疲弊すると思います。とても読み応えのある作品でした。ありがとうございました。
障害は個性
2026年5月2日
私は医療・福祉の現場で勤務をしています。
発達障害、身体障害、様々な方々と関わる中で感じた事ですが、『障害は個性』だという事ではないか、と思います。
色々な考え方や捉え方はもちろんあります。
ですが、特に発達障害の特性はもちろんありますが、本人がしっかりと意識をし、意識をさせて注意をしていく事で変化や改善はみられるという事に気付きました。
なので、「障害だからしかたない」ではないのかな、と。
結局は『人』なんですよ。
『人 対 人』
自分本位ではダメ、思いやりが本当に大切なんですよ。
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どちらかが一方的に悪かったわけではない
ネタバレ
2025年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中立の星3。
軽い発達障碍と判定されてる子供を持つ身としては、カサンドラ症候群に他人事ではない興味がある……と、SNSでの連載を読んでいました。
カサンドラ症候群になる人は、こういう人なんだな……という学びになる点、貴重な読み物です。
将来、子供が連れてきたパートナーがこういうタイプであった場合、全力で説得して止めます。新たなカサンドラを生む必要はないのです。
この夫婦の場合、そもそも、「他の人と違う感じが好き!」と、女性側から押しまくって結婚に至ったのに、子育てという場面においては「どうして普通と同じようにしてくれないの?」になっているんですよね。そうなる気持ちもわかる、子育て大変だもん。
けれども、発達障碍は基本的に変化が苦手、この夫の場合も、本人は変化してないだけなんですよ。DV男に豹変したりした訳ではなく、ただ「変化が必要な場面で変わらなかっただけ」。
話が進むにつれ、「坊主憎けりゃ袈裟まで」の様相を呈していたり、いささか発達障碍への誤解を招くような表現も散見されたのは気になるところ(発達障碍によって元々の性格の悪い部分が強調されることはあるけれど、発達障碍のせいで性格が悪くなる、というのは違うと思っているのですが、そういう考えを持っている私が首をかしげるような描き方があった)。
何にせよ、「発達障碍のあるタイプは、ぶっちゃけこういう風に思われる危険がある」ということが赤裸々なあたり、非常に参考になりました。自分自身、世が世なら発達障碍判定されてる可能性大ですし。

気になる点としては、これ、元旦那さんに了承を得て出版してるんでしょうかね、ということです。
かなりな描かれ方をしているので、いささか気の毒な部分も……。
うーむ。
2024年10月11日
カサンドラ症候群がわからなかったので、勉強のために読んだ。夫婦間のことなので一概には言えないですが、嫁さんが夫の症状について無理解なだけに感じる。彼ら(といっしょくたにしてはいけないけれど)の性質は、自発的に言葉を発するのが苦手なだけで感情がないわけではないし、傷付いたりもする。感情と言葉の発動が非常に遅いだけ、表面に出せないだけ。どれくらい遅いかと言うと、一生発現しない可能性もあるくらい遅い。嫁さんのキャラは、言動から察するにチャキチャキした人なんだと思う。夫を好きになったきっかけが『変わったところ』だったはずなのに、自分の理想と違ったら『変わったところ』を愛せなくなっただけではないか。この本は、当事者の旦那さんには読んでほしくないわね。思いっきり笑わないのではなく、笑い方を知らない。または、物理的に笑えないだけなのに。旦那さんの人間性は善良なので、旦那さんのが気の毒に感じた。私の印象だけど、カサンドラ症候群になる人は思い込みが強く感情的になりやすい人に多いと思う。この悲劇のヒロインである嫁さんも、そういうタイプに見える。原作についてはね。作画の人のが旦那さん的な人についての理解がありそう。デフォルメも絵も構成も上手くて、こういう原作付きエッセイものを描かせるには、画力が非常にもったいないと漫画好きとしては思う。イラストレーターのような作画完成度なのに。逆か?イラストレーターのような完成度だからエッセイものに重宝されてるのかな。その辺の事情は知らんけども、読ませる漫画力でした。
自分もカサンドラ症候群に
ネタバレ
2024年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分も元恋人がアスペルガーで、別れた今も苦しんでいてこの作品を購入しました。
無表情なのが不気味で、でもたしかに大笑いしたところはみなことなかったなと。
やさしいしちょっと変わってるけどやさしいし…ておもったらどんどんつたわらなくて、混乱して、苦しんで…というのが同じだなぁと
自分もふっきれたらいいですが
いまは著者さんは幸せにすごしてるみたいでよかったです
興味深い
ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなか難しいテーマで、雲を掴むような苦しみにじわじわと追い詰められていく様子が、実感は湧かないけれど、リアルなんだろうなあと、考えさせられます。周りで見ないタイプの苦労なので、共感は難しいけれど、夫婦の在り方としては考えさせられます。発達障害じゃなくても、コミュニケーションを取らない、取れない相手との生活は辛いだろうな…と感じます。主人公がいろいろな人に相談して、心療内科の先生にまで「男なんてそんなもん」と言われてしまうのは、日本の家庭の深刻な問題のような気がしました、それで良い訳ないですよね。
一番怖かったのは、長女がずっと「パパの顔がイヤ」と訴えていたこと。笑わない、黒い顔、カラスのようだと泣く様子は、親と子の関係はもちろん、人と人してゾッとしました。
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作家名: アゴ山 / 鳥頭ゆば
ジャンル: 女性マンガ エッセイ
出版社: KADOKAWA