二人はよくある番ものの番カップルっぽいです。
貧乏伯爵家で平民のように育ったヒロインは、薬草好きで製薬が得意、性格はあっけらかんとしてウジウジしておらず、どこか肝っ玉母ちゃんというか、母性のたくましさのある女の子。
竜陛下は陛下ではあるけれど、この国は貴族たちもそこそこ力も発言力もあり陛下一強というわけではないのか、底辺貴族のヒロインと力技でくっつくわけにもいかない、という障害恋愛。
側妃たちのバックにはそういう貴族家たちやその派閥があるようで、側妃同士の足の引っ張り合いに、バックの貴族家が絡んだ命の危ないレベルの策略までと、王室やら後宮あるあるな世界です。
4巻は原作第二章の後半部分くらいかなと。
基本的に好きなお話なんですが、障害を乗り越え系ストーリーっぽいので、最後の最後まで安心して二人のイチャイチャは楽しめなさそうで、ストレス部分があまりじっくり長いとこの先しんどくなるかもしれないです。