“ハコヅメ”の作者様の作品ですね。前作がとても面白かったので、こちらにも興味を持ちました。
“ハコヅメ”は現代の警察官のお話でしたが、今回は幕末。“日本警察の父”と謳われる川路利良を主人公に据えたサクセスストーリーです。
ひとまず無料分の一巻のみ拝読。
ガチガチの歴史物かと思いきや、ページを開いた瞬間拍子抜け。さすが泰三子先生、面白いですコレ😂
初めは「川路さんてどなた…?💦」の状態だった私。無知でお恥ずかしい限り…。ですが私と同様の方でも本編を読むには全く問題ありません。
その他、誰もが知っているような有名人物も数々登場。主人公・川路と西郷吉之助(後の隆盛)の凸凹コンビをメインに、ゆる~いギャグテイストで当時の歴史の流れが描かれていきます。
お堅い内容もゆる~く噛み砕いて描写されているので、学生時代日本史の授業料で???だった内容も本作では理解しやすい。「あぁそういうことだったのか!」と今更腑に落ちることも多々。
またギャグメインで進んでは行きますが、締めるところはしっかり締めている。その緩急の付け方も、前作同様に絶妙。
歴史物は評価が分かれると思いますが、私は好きです。よく知っているような表だけでなく、その裏側もわかりやすく描かれ、興味深く読ませていただきました。