ネタバレ・感想あり環と周のレビュー

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いろんな感情が揺さぶられます
ネタバレ
2025年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなよしなが先生の作品。
一話づつ配信していたときに無料で読み、単行本になったら買おうと楽しみに待っていました。
家族や愛情、性愛、友情、いろんな愛や情について、いろんな時代のいろんな人がつづっています。
誰が正しい、とか、どっちが間違っている、とかではなく、そういうこともある、そういう考えもある、という考えを、押し付けられることなく、持たせてくれた作品でもあります。
普通に読んでも素敵な作品でもあるし、人間のあらゆることを深く考えさせられる作品でもあります。
続巻がないようですが、この長さだからこそ良かったのだと思います。
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素晴らしい
2025年1月27日
安定の面白さ。そして絵の上手さ。昨日何食べた?が愛読書ですが、凄くセリフが多くて見辛く、スマホで読むには向いてないんだよなぁ。でも内容は大好きです。
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深い
2025年1月14日
じーんと胸に響く話が続き、仇討の話ですべてがつながる。5人の周の気持ち、5人の環の気持ち、それぞれに共感して何度も読み返してしまった。
泣くわ
2024年12月17日
そっか。
そういう話か。
最後まで読んで、また最初に戻って読みたくなりました。
1冊でこんなに深く余韻が残ったのは初めてかも。
よしなが先生、さすがです。。。
最高!
2024年12月11日
毎話泣かずにはいられなかった。人間の心の奥深い揺れ動きを丁寧に描くのが本当にお上手ですね。よしながふみ先生受賞おめでとうございます!
どちらの名前も「まわる・めぐる」なんだね
ネタバレ
2024年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 実に緻密に計算された輪廻転生の物語。「環と周」という二人の名前がまたお話にぴったりだ。独立した話としてもそれぞれに奥行きがあるが、連鎖することでさらにおもしろみが増す。生年没年のずれが次の転生に影響していたり、同性同士に生まれても心が強く結ばれていたり。とてもよかった。
生まれ変わりの話し
ネタバレ
2024年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ いろんな時代の環と周。同じ魂で何度も生まれ変わって出会ってきたのかな、と想像するとより胸が熱くなりました。
戦争、戦後の世を生き、こうして肉体をわたしたちまで繋げてくださった方々に感謝の気持ちがじぃ〜んと湧いてきました。こうして今平和に漫画を読めているのも、その人たちが生きていてくれたから。
そして、病気で亡くなる方のところでは、いますぐできることやろうっとずっと後回しにしていたことに手をつけました。
よしなが先生、この世にこの作品を生み出してくださってありがとうございます。何度も涙しました。
環と周「名は体を表す」「氏名は使命」なんですね。
想像が膨らむ
ネタバレ
2024年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 輪廻転生を1つの題材に、ファンタジーでまとめた作品でありながら、1話1話はありふれた市井の人々の日常ドラマ。実際にありそうな小さな世界のドラマの中にじんわりと心にしみる人間の温かさや優しさが息づく。何気ない日常を過ごしながら、実は不思議な世界に迷い込んでいるのかもしれないと思わされる。淡白な絵柄だからこそ想像力が刺激されてしまう。
私自身は夫とは波風立てないようにしながら暮らしているごくありふれた主婦だが、実はこの夫とは遠い昔の世界では強い絆で結ばれた相手で、ようやく巡り会い夫婦になれたのかもしれない…と思えば、この毎日を大切にしなければと
自分に置き換えて考えることもできる作品。
なるほど!
ネタバレ
2024年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前雑誌で数話だけ読んだ時は環と周という名前だけが一緒の時代も性別も関係性も違う人たちの人間ドラマのオムニバス作品だと思っていました。
でも、単行本でまとめて読んでみて発端となった環と周の物語を読み、そういうことか!と思っていたら・・あれ?でも一話目の女の子二人の名前は環と周じゃなかったよね?と疑問に思い、読み進めたら・・なるほどそっちでしたか!最後の種明かしの仕方がお洒落。
殊更ドラマチックなわけでもないけど味わい深く、全体としてきちんとまとまった素敵な作品でした。
余韻が心地好い作品です。
2024年9月23日
よしなが先生の作品らしく、するすると読めて余韻が心地好い作品でした。
軽やかでいて作品に深みがあり、購入して良かったです。
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通底するものがある短編集
2024年9月14日
読後感が不思議な短編集です。短編とはいえすべてに通底するものがあり、環と周という二人が、時代も性別も年齢もこえて様々に結ばれない恋をします。最後はお楽しみですが、ザラりとしたそして爽やかな読後感です。さすがです。
皆さんの言うとおり
2024年9月12日
淡々とした、物語ですが、最後は、ストンと落ちます。そして、じわじわっとしてきます。最後の1コマで、1話めの周さんの心情が、よみがえます。何度でも読んでしまう作品です。
鳥肌が立つ
ネタバレ
2024年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白くて心が震えて一気に読んでしまいました。それぞれの時代の生きづらさがあってその中で生きている周と環が愛おしくなりました。与えられた命を生きるとはどういうことなのかを考えました。その時々では想像もつかない大きな流れから考えれば今の辛さはいっときの事かもと踏ん張りたくなりました。最後のページで鳥肌が立ちました。今を大事に生きたいなと思います。先生素敵な作品ありがとうございます。
そうきたか!
2024年9月10日
大好きな作家さんなので購入。1話で出ないのは何故かな?と思っていたら、そうきたか!静かに淡々と流れていく水のように。大きな感情も流されていく。素敵な一冊です。
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感動しながら読んで最後の1ページにも感動
2024年9月8日
ひさしぶりによしながふみの漫画を。
昔初めて読んで(BL)あっさりした絵柄からは想像も出来ないような言葉に出来ない感動を覚えたことを鮮明に思い出した。
この作家さんは稀代の名作家すぎて本当にすごい。
この方の醸し出す独特の「間」が、本当に好きです。
途中からオチは気づくんですが、そこにいく期待とドキドキを萎ませるようなあっさりした展開と見せかけて、最後の一文に、見事に心を持っていかれました。
写実っぽい作画が綺麗です。
2024年9月7日
どんなジャンルでも、美しくて儚く尊いという奇跡的なよしながふみ先生。
好きの塩梅は、人それぞれ、時代や関係性が変わっても巡り会う存在する画素敵です。
いい話
2024年9月6日
不思議な縁を繋ぐ物語
最後の話は主人公たちの関係性がとうとう昇華されたと思う この設定は大人の人が読んだ方が沁みると思う
ケタ違い。
2024年8月19日
いやもう凄い。みんなが正しくなくて、でも間違ってない。立ち位置が変われば見方が変わる。押し付けがましくないのに何か納得して帰ってしまう、作風なのかいつも俯瞰的で、才ってこういうことだろうな。正解がないのが当たり前で少し悲しいけどそういうもんで、凄いなぁ
女学校のやつ泣いた。
泣けて泣けて
ネタバレ
2024年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ かならずしも男女の仲ではなく、近所のおばさんと小さい男の子、軍隊での上下関係や女学校の仲良しさん、そして幼馴染と何度も出会っては別れ、そしてまた出会う、珠玉の短編集。先生の人間、人生への暖かい視線が堪らないです。
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年齢差まで考えると…涙
ネタバレ
2024年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 環が周を見つける物語。最後まで読むと、輪廻転生を感じさせる構成になっています。


江戸時代の環と周は、悲恋の末、周の死後すぐに環もこの世を去ったのでしょう(共に死んだ?)。次の世の明治の女学校で出会う環と周は同い年です。

そうやって追いかけると、登場人物の年齢差と前世の死ぬときの時の差が見事にあてはまり、自然に見えるお話の運びの中に、縁といいますか輪廻転生とおもわれる繋がりがしっかりあって、構成の見事さにも脱帽しました。

女学校で同い年で出会った環と周は、先に環が亡くなります。
その次の世の戦時中の上官と部下の環と周は、年齢差ははっきりとわからないものの、おそらく環のほうが年上。
喫茶店を営んだ周はけっこう長生きできたのか、70年代のアパートの隣人として登場する周はまだ幼児。
対して、環は中年にさしかかる女性なのですよね……。戦後の上官だった環、周とその妻の元を去った後、あまり長生きしなかったのかなあ。切ない。

70年代の環と周は、隣人さんで死ぬときも別々の病院。悲しい……。
だけど、この世を去る時期がそうかわらなかったから、現代の環と周は同じ大学の同じゼミ(おそらく同い年)で出会えたわけで。

切ないけれど、悲しいけれど、また会える喜びがあって……。

綿密に組まれた出会いと別れの物語が、現代の環と周の物語では、とうとう共に生きる道を歩んでいます。
今度こそ死に際まで……どちらかがどちらかを見送るときまで共に添い遂げるんだろうな……と想像します。

個々で読んでも心が温まるお話です。
また、一冊を通し、各話の繋がりを見つけながら読むと、江戸から令和までの時代は変われども人が生きて、泣き笑いすることの愛しさがつたわってきます。
沁みる
ネタバレ
2024年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 周と環という名前の人物達が出会うお話。出会う時代も、2人の年齢も性別も違うけれども、その時々で助け合いながら、気づかぬうちに支えあっていくような関係性で、いいなあと思います。(神様もう少し優しい運命に何とかならなかったのですか?!って言いたくなる展開もありましたが、)どれも心に沁みていくストーリーでよかったです。
流石のよしなが先生作品
2024年2月15日
よしなが先生特有の空気感で、時代背景の肌感覚とかもう本当に流石としか言いようがなかったです。
じんわりと染み入りながら、考えさせられたりします。
何度でも
2024年2月7日
魂から惹かれ合う2人がたとえ今世で離れ離れになってしまっても、何度でも何度でも次の世でまた会おう…ジーンとしました。
せつないです
2024年1月12日
短いお話の中に、それぞれの愛おしさ悲しみが溢れています。読み終わった後、何ともいえない気持ちになります。
運命の繋がり
2023年12月31日
新聞で紹介されていた漫画だったので読みました。
よしなが先生の「大奥」を読んでいたので「絶対に面白いだろうな」と思っていたらやっぱり面白かったです。

個人的には二人の友情話が好きでした。
めぐる生と縁の話
ネタバレ
2023年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 環と周…名前も輪廻転生っぽい感じ。
色んな時代で夫婦だったり友人だったり隣人だったりと、どんな関係性であれ必ず出会い、浅からぬ縁を交わらせます。魂の巡りを紡ぐストーリーでした。
短編集の様な読み心地で、どの生のエピソードも絶妙に切ないドラマが描かれています。温度感なのか距離感なのか何と言って良いのか分かりませんが、先生の手腕に今作も感動しかない。
ラストは冒頭の話を受け一応納得のハッピーエンド。でも輪廻はこのまま続いていくんだろうなぁと何となく感じました。
自分死にたい訳じゃないが早いとこ解脱したいなとフワッと思ってます。いやいや…先生の新連載がカミングスーンらしいのでまだまだ死ねないんだった!!…欲にまみれて解脱は遠い。(徳も碌に積んでないのに何言ってんだってのはご容赦ください。)
買って損なし
2023年12月9日
短編集です。性別、年齢、年代が色々な
環と周が出てきますが、それぞれの話が
素晴らしく心に染みます。
第三話が特に良かった。
よしなが先生の作品にハズレ無し。
新連載も楽しみです。
今の時代に必要な作品
2023年12月8日
大切な人を大切にしたいと心から思います。
よしなが先生、ありがとうございます。
迷ったり、間違えたりする事の多い人生ですが、
これからも゙誠実に生きて行きたいです!
やはり漫画が上手すぎる
ネタバレ
2023年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大奥でよしながさんの漫画のうまさに脱帽し、まさかの最新短編集登場ということで電車の中でコツコツと読んでいました。「どこで繋がるのかな…」とちょっとした事前情報だけ持って読み進めるという若干いやらしいやり方でしたが(癖です)、最終話ですべてが繋がった時、繋がるとわかっていたにもかかわらず、あまりにも素晴らしい展開すぎて思わず電車の中で泣きかけました。
絵が上手い、ストーリーが上手い作家さんはたくさんいるのですが、よしながさんに対しては本当に心から「漫画が上手い」と強く思います。無駄のないコマはこび、間の取り方、テンポの良さ、洗練された絵の線。そして伏線やストーリーのピースをかちっとはめることの上手さよ…。
紙で買うか迷い、多分何度も読み返すだろうからとあえて男子で買いましたが、紙版も買おうと思います。やはり素晴らしい作家さん。新作もすごく楽しみです!!
魂の結びつき
ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 各話改めて読み返してみると確かに「環が周を見つける」になっています!
そう考えると1話目が幸せなカタチなんでしょうねー
心に染み入る物語
ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 環と周という名前の人物が時代も性別も変えて巡り合い、関係を紡いでいく物語です。恋愛関係だけでなく様々な関係がどれも心に染み入ります。輪廻転生のお話しなので前の人生が終わってから生まれ代わるので、1979年頃に亡くなった環さんはまだ34歳くらい?終戦の1945年すぐに白鳥環さんは亡くなったの?と計算して辛くなりました。
今生がお幸せそうなのが救いですね。
短編連作の名手
ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「大奥」「きのう何食べた」ももちろん良いのだけれど、よしながふみは短編連作の名手で「愛すべき娘たち」が一番好きだった。この連作短編集は環と周という名前の人間が時代を越えて何度も巡り合い、交流するオムニバス短編集である。そこに描かれるのは年齢や性別すら越えた恋愛だけでなく、友情や戦友、さらには名前はつけられないような関係性もある。ただ人が人と出会うことの奇蹟と繊細な人間描写はじんわりと胸を打つ。
面白かった
2023年11月23日
1話完結形式ですが、全部読むと全部繋がっていてすごい。時代も関係性も全部違って、強い縁というのはこういう形にもなり得るんだなぁと思いました。
ストーリーテリングの魔術に脱帽
2023年11月21日
環と周という、二人の主人公の名前だけが共通の、ウエルメイドな短編集、と思って読みすすめていたら、最後の最後にびっくり。よしながふみさんのストーリーテリングの魔術に脱帽です。
そういえばこのふたつの名前は、運命がめぐることを暗示した名前でもありました。
人物造形の深さ、話の面白さも抜群の、大人のための短編集です。
輪廻転生
ネタバレ
2023年11月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 環と周という名前のふたりが輪廻転生を繰り返し、性別や年齢は様々だけれど何度も出会うお話。輪廻転生してるので死のシーンが多いのが辛かったです。みんなあんまり幸せじゃないし…。明治時代の周さんの旦那さんがいい人で、周さんを愛し大事にしてくれたのが救いかな。
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きれいなお話
2023年11月14日
なんてきれい話なんだろう…!胸が締め付けられるようなシーンもあるけどそれがするりとぬけてきれいに、でも切ない。全て素敵なお話でした。もう一回読み直したくなります。
また会ったね
ネタバレ
2023年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ どこにいても、いつの時代だろうと、どの性別であろうと、
必ず巡り合う環と周の物語です。

よしながふみ先生の作品を見ていると男とか女じゃなくて人なんだと思わせられますね。
もちろん男に生まれたから、女に生まれたからこそのそれぞれの幸や不幸も繊細に描かれますけどね。

よしながふみ先生が初見の方は特集ページやランキング、ドラマ化などが入口になったと思いますが
間違いないので買ってもろて。

よしながふみ先生の作品をすでに買ってる方も間違いないので買ってもろて。

とにかく、買って後悔しません(笑)

ただ、好みの問題で、
長めのセリフが苦手な方、少女マンガやTLや詳細な濡れ場シーンが好きな人にはそもそも向いていない作風でしょうけど、そうでないなら問題ないはずです。
感動
2023年11月3日
オムニバスで様々な「環」さんと「周」さんの物語。
女学生のお話が特に好きです。
大きな盛り上がりやドラマはなくても、誰にでも起こりうる出会いや別れで、心が揺さぶられます。
思ってたんと違う!(良い意味で)
2023年10月30日
よしなが先生のファンです。
単話売りの1話を無料で読んで、「愛すべき娘たち」みたいな現代物の短編集で、ちょっと上の世代の話なのかな?なんて思っていたら…全然違う!!
色々な時代の「環と周」が描かれていて、繋がっているような繋がっていないような…出てくる全てのキャラクターが個性豊かで、ほっこりしたり、切なくなったり。とっても良い漫画でした😊(語彙力…)
ちなみに紙本も欲しかったのですが、本屋さんでは何食べはたくさん置いていてもコチラは無いお店ばかりで💦数が少なくて売り切れているのかも。電子はいつでも買えて素晴らしいですね✨文字が小さいのでスマホよりもタブレットで読む事をオススメします!
同じ名前
ネタバレ
2023年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ名前を持つ主人公達の短編集と思ったら、ラストの一文で胸がキューッとなりました。よしながふみさん最高です
淡々と、沁みる
ネタバレ
2023年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんの作品は他作品もいくつか拝読してますが、作風なのか、あっさりとした淡々とした印象(決して悪い意味ではなく)を受けます。深く入り込みすぎない、一線引いたところから傍観しているような感覚を覚えます。それでも、心に沁みる深みがあって、心に残ります。読後感も涼やかで素晴らしいです。

環と周がどの生まれ変わりでも激しく求めて愛し合うわけではなく、近しい立場の人間として生まれ、一時を共にする、でも過ごした時はとても大切な時間で、特別な。それがとても切なく感じました。個人的には70年代のお話が哀しくて泣けました。寂しい終わり方でしたが、きっと最後の数ヶ月はお互いにとって煌めくような、しあわせな時間だったのではないかと思います。
現代ではようやっと、結ばれていましたね。でも、そこは江戸時代の頃とは違い穏やかで、激しさもない凪のような関係性でした、そこもまた切ないような、ファンタジーなのにリアリティを感じる締め方で、印象的でした。
読んで良かった
ネタバレ
2023年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ この方は本当にお話が上手いなぁ。。
どれも切なく、儚く、そしてどんなことがあっても生きねばと思うお話でした。
作者さんのファンですが、買って良かった。
朝から号泣
ネタバレ
2023年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 環と周、それぞれ性別も年齢も時代も違う名前の二人が主人公の短編集です。
どれもこれも胸に響く作品でしたが、特に最終話の二人の物語は号泣してしまいました。
誰が悪いわけでもないのに、ただお互いが想い合っているだけなのに。
切なくて苦しい。
けど一つ一つ秀逸な作品で、買って良かった。
出会いは必然
ネタバレ
2025年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『私はこの世に生まれてこない方がよかったのです』
この言葉を覆すために、生まれてきて良かったと思ってもらえるように、環は周を扶け続けてきたのだということが最後まで読むと判る。ラスト、環の愛の行為が『また会えたね』という軽く、さらりとした言葉に集約されているのが尊い。
もはや、出会うのは必然と感じさせる物語の締めくくりが、爽やかで希望がある。
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不思議な縁
ネタバレ
2024年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 側に寄り添う縁の時もあれば友情もあり。同じ時代に生まれつき最後に添い遂げれそうで良かった感じではある。縁というものに考えさせられますね。
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壮大
ネタバレ
2024年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 長い何月の中、いろんな時代でなんども出会う2人周と環
最初はころころと時代が変わり気持ちがついていかなかったのですが、2人が思い合い再会を重ねる内に引き込まれて行きました 最初と最後の夫婦が現在の2人なのですが、全然ドラマチックでもなくすごい惹かれあって〜でもない所が妙にリアルでした
時代
ネタバレ
2024年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 家族、恋、友情、さまざまな関係で紡がれる好きの形についてのおはなし。色んな時代のことが書いてあって面白かったです。
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いい話‼
ネタバレ
2023年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ いくつもの時代を時に男同士、時に女同士、時には親子ほどの年齢差で出会う環と周。どの時代においても大切に思いあう2人の因縁が素敵で最後もスッキリ種明かしでさすがよしながふみさん!といった話でした。でも、、、、なんか、、、こんなに幾度もめぐりあいすれ違いやっと現代で夫婦になれた!と思ったら思春期娘に振り回される共働きお疲れ夫婦(すごいリアルだけど理想的という絶妙な中年)なんて😌なんか夢がないんですけどー‼
何度でも
ネタバレ
2023年10月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。
さまざまな時代の環さんと周さんの交流を描いていて、どれも心に刺さる。特に女学生の2人の話が好きです。朝から泣いてしまった。
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どの主人公も
ネタバレ
2023年10月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ どの主人公も環と周。
最終話はなんだか救いがなかったな。
せっかく回り道の末結ばれたとお互い思えたと思ったら…
2話も結婚後の環の姿が一切出てこなかったのでなかなかショッキングだったけど、4話はもっと衝撃だったw


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はぁ…
2023年10月23日
胸がギュッとなる、そして、ホッとなるそんなお話。
よしなが先生の描かれる作品には全てそういうところがあるけれど、短いながら読んでよかったと思える作品でした。
何度もめぐりあう
ネタバレ
2023年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買い。久々の新作で楽しみにしていた。
いろんな時代の環と周。関係性はいろいろで、ともに過ごした時間の長さもほんの数ヶ月だったり、幼馴染みだったりといろいろだけど、どんな時代に、どんな関係でめぐりあっても、深い心の交流があった。
相変わらず余白と余韻の作り方がうまい。
現代編:「子供は生きててさえくれればいい」、母がかつて私に言った「自立して生きててくれればそれでいい」の言葉を思い出した。うちの母にとっては「自立して」もかなり重要ポイントみたいだったけどね、ただ「生きててくれればいい」の境地には、私はなれないかも。
70年代編:プッチンプリンとか、フルーチェとか、黒ひげ危機一髪とか、懐かしいものがたくさん登場。私より先輩の話なんだけど、自分の子供時代のことのように思えて、これって70年代なんだなあと、不思議な気持ちに。あとシーモア島の以前のスレのことも思い出されて、なんかいろんな意味で懐かしい気持ちにさせられた。「独り身の人生自体はそんな悪いものじゃなかった」すっごくわかる、その感覚。周りには散々心配されるけど、周りが思うほど悪い生活でもないのよ、でもこの感じ、共感はしてもらえないんだよな、しょうがないけど。

悲しかったり切なかったり、いい短編集だと思うんだけど、先生の他作品ほど刺さりはしなくて、★3な感じかな、何度か読んだらまた感想変わるかもしれないけど。
そして、今一番気になっているのは、2024年から始まるというよしなが先生の新連載!一体どんな作品なのか、すっごく気になる、すっごく楽しみ!
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