ストーリーは、まぁありきたりの嫡女と義母はじめ、血の繋がった父親にもに虐げられる妾の娘。
売られる同然に輿入れする家は良くない噂のある家。
......特殊能力こそ無いけれど実写映画化やアニメ化されたアノ大正時代をモチーフにしたマンガと被るものはある。
だけど!!!
ファンタジーじゃなくて『大正』を謳うなら時代背景は倣って欲しい。結婚式の髪の結い方。シケを出すなんてありえないし、和室で畳のヘリの上に正座して頭を下げるなんて有り得ないし。
物語的には、どうせ嫡女の輿入れ(恋愛)は上手くいかず主人公に八つ当たりしたり、本当はわたしが輿入れするはずだったのに妾の子風情が横取りしたとか言ってざまぁを見られる!とか、冷徹な夫が溺愛してくるとか、まぁハピエンなのは分かってるけれどどう導いていくのかは楽しみではある。
追加で、芸妓さんが妾に迎えられるのは『身請け』では?!『水揚げ』って、初めて男性のお相手する事じゃなかった?!
一般的な解釈と違う意味があるなら注釈とかつけて欲しいな。そうじゃないと読み手としては作家さんの力不足を感じてしまうよ。
ちょっと読み進めても何を伝えたいのか分からなくなってきた。大正ロマン『風』を楽しみたい人はゆったり楽しめるのかもしれないけれど、時代背景も大正時代?!ってところがあるし、ファンタジーだと言い切るには無理はあるし、内容はズルズルし始めたし。レビューを追記する度に星の数が減ってしまった……