しちみ先生の同人誌、「ニコラス」シリーズ。今回は豚のような醜い男のペットとして生きるニコラスが、街にやってきた音楽家と交流するうちに心を開くお話。
表裏一体のストーリーとなっていて、醜い男のペットとして生きる現実と、ノエルとの穏やかな交流という妄想?がごっちゃに描かれています。ただ、作者様の解説を読むまで裏ストーリー(ニコラスの妄想)だとはあまり気付く場面がなく、お話の仕掛けとしては物足りなかったような気がします。最後に迎えに来たのはノエルではないんだろうなと感じましたが、現実が酷すぎて夢を見たくなるニコラス君が可哀想でした。