最初の方は、割とありふれた少女漫画的な設定とストーリー展開なんだけど、
途中からモヤモヤと切なさとイライラと・・とにかく色々辛く重いお話です。
ヒーロー矢野の過去の事とか思いとか理解は出来ても、
どうしても受け入れ難いとこがちょこちょこあって
結構ストレスを感じながら読み終えました。
矢野って本当に主人公の高橋が好きだったのかな~うーん・・・
いや、好きなんだろうけど何となく義務的なものを感じずにはいられなかった。
矢野は誠実で義理堅い男だから、彼女である高橋の事も
元カノ奈々の妹・有里の事も同じくらい大事にしてて
凄く優しいとは思うんだけど、
だからこそ最後までモヤモヤが拭いきれないまま後味の悪い読後感というか。
結局、矢野が女として心の底から愛したひとは奈々だけだったんじゃないかなって、
何度か読み返しても、そういう印象なんですよね。
でも、それはそれで、矢野が最初の方で高橋に言った「俺は一途だよ」
というセリフは活きます。
それと、どうしても読み進めていくのに集中できなかった部分が奈々の年齢設定。
最初に矢野達より2級上という会話があったのに
奈々の卒業式に体育館でHする流れのシーンで1コ違いになってるのです。
「私もう今日で最後だから」「俺、あと1年あるんだけど」
矢野が中2なら奈々はもう高1のはず。
奈々が亡くなったのが17歳で、その時の矢野は中3だから、やっぱり2コ違い。
だから、あの武勇伝?と言われた卒業式の体育館Hの話はおかしい。
細かいことを気にし過ぎかもしれないけど、ほんとに凄い作品なので
エピソードに間違いがあるというのは個人的にどうしてもダメで、
だから☆5に出来ませんでした。