ネタバレ・感想あり蝉法師 訳アリ坊主三人衆、嫁探しの珍道中のレビュー

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まさかシーモアで見れるなんて!
2025年5月25日
pixivでもず~~~っと見ていたいくらい素敵な創作をされる作者さんですが、この同人誌を手に入れることができず……!一時期無料公開されていましたが再度読みたくなった時に読めない悔しさを抱えておりましたが!まさかシーモアで購入できるなんて!
名作です。虫が特別好きなわけではない人間ですが、泣きながら読んでました。
今生を精一杯生きる命と、次代を紡ぐ営みに真正面から向き合って書かれた傑作だと思います。尼さんサイドも読みたかったから本当にありがたい。
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言葉にならない
2025年5月10日
蝉は七年も幼虫で地中にいて、成虫になったらすぐに死んでしまう生態ゆえに可哀想だと思う気持ちがあり、苦手だったのですが、憐れんではならないと納得しました。最高の作品だと思います。ただ尊い。ただ美しい。蝉を僧に、蝉の音を恋歌ではなく念仏に擬えた世界観が深く、より一層考えさせられました。生きるとは。命とは。そして今年の蝉時雨が待ち遠しい。祈りたくなる、何にもまして尊く愛しい物語です。
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蝉擬人化漫画
ネタバレ
2025年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 蝉たちが僧侶に擬人化して、儚い夏を嫁探しに念仏唱えながら征く。
そんな想像したことなくて凄い。
メスは尼さん。
羽化もできなくて死んじゃったり、鳥に食べられたり、羽化失敗してメスから相手にされなかったり。
いろいろ残酷な世界だけれども、種類の違う雄蝉たちの友情、ハードな冒険は見ごたえあります。
画面から雄々しい読経の声が聞こえてくよう。
蝉を見る目が変わりそうな一冊です。
作者さん、虫もすごい好きそう。よく話題にされてるし。
ほんとに好きな人が描いたんだなあとしみじみ感じます。
夏に読みたい生命讃歌
2024年12月20日
夏頃に購入して読んだんですが、暑くて辛い夏が一気に生命の溢れる素晴らしいものに感じられる。そんな作品です。
内容を楽しんで、2週目では擬人化のディティールを楽しんでと何回も楽しめます。

今回真冬に読み返したけど、大嫌いな夏が恋しくなりました。
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勇気をもらえる
2024年10月6日
この漫画を読んでから、蝉の声が愛おしく聞けるようになりました。懸命に生きる全ての命を慈しむような、仏様のようなお話です。読後は、切ない気持ちにもなりますが、キツくても自分なりに精一杯頑張ってみようと前向きな気持ちになれました。
ひと夏の命の散華
2024年9月17日
今なすべきことは何かを考えさせられるおはなしです。
蝉を僧形になぞらえ、志半ばで逝った友の命も込めて懸命に念仏を唱える様子は物狂おしく、切なく胸に迫るものがあります。
素晴らしいとしか言えない
ネタバレ
2024年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 墨佳遼先生の作品は全て持っていますが、今作は蝉が題材ということで昆虫が苦手な自分は中々、手が出せずにいましたが思い切って購入させて頂きました!
読んでみると命の重さ、生きる一生懸命さに涙が止まりません!!
何だこの作品は!?と毎回、墨佳先生には脱帽です。
命の輝き、生き様、素晴らしさをなんて言葉にしたらいいか…
読み終わった時は心が、ンぎゅ〜っと締め付けられています。
これから夏の時期には蝉の声に耳を傾け、思いを馳せてみたいと思います。
そしてまさかのオオムラサキが意外とマッチョ(マッ蝶)なのは知らなかったです笑
残暑お見舞い申し上げます。
2024年9月2日
蝉の擬人化と言えば有り体で結末も見えてるわけなんですが、それでもこの物語性と熱量には号泣せざるを得ない。蝉の命のテーマと言えば【短くとも命ある限り輝け】みたいな事だと思うのですがこの作品はそれだけじゃなくて、失った命や完全体じゃない命やまだ生まれぬ命にまで、しっかりと思いを馳せられてるとこなんですよ。

命って点じゃなくて、線、もしくは濁流なのではないかと思いました。
儚くも強い
ネタバレ
2024年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夏の終わりに読むと無常感があります。前半は男3人衆(オス)のお話で、後半は尼(メス)のお話。どちらの蝉人生も過酷で辛い。でもその中に次代に受け継いでいく命がすばらしい作品でした。完結となっていませんが、ちゃんと終わっています。
蝉の一生
2024年8月25日
なんとなく目を通してみたものの‥言葉になりません。
蝉の儚くも短い生を擬人化して命の尊さを学ばさせてくれる物語だと思います。
胸が苦しくなりました。
視点が斬新で深い。
夏の時期に毎年読み返したい作品
2024年7月27日
虫が大の苦手なのですがこの方の作品のお陰ですごく虫にたいして寛大になれました。
蝉に関しては本当に恐怖しかありませんでしたが、蝉法師を読み、毎年蝉に過剰に怯えなくなり心も軽くなりましたし、むしろ蝉の声を聞くと頑張れって思えるようになりました。
作者さんがXやpixivで描いていた他の虫たちもでてきたり尼蝉の話も追加されていてとても嬉しかったです。
同人誌共々大切に、夏が来たら読ませていただきたいと思います。
命を心を賭して生きる者たちのなんと美しい
2024年7月9日
まさしく命の輝きに、心が締め付けられ鼓舞される想いで読ませていただきました。
生きることの難しさ懸命さ、美しさに、人も獣も虫も、男も女も関係ないのだとひしひしと感じました。
皆誰かの命を支える何かになっていて、どんな形であれそれは時代へ命を繋ぐ糧になる。

素晴らしい作品でした。
誰かにおすすめの作品を聞かれたら迷わず答えたくなるほどよい作品でした。
もう蝉の声を聞いて正気でいられない
2024年7月9日
pixivで知って購入しました。圧倒的な描写と説得力に驚き、生命の儚さと尊さをこれでもかと心に叩きつけられ感動のあまり泣きました。この作品に出会えて本当に良かったです。作者様の他作品も読みます。
傑作。夏が来る前に読んで欲しい。
ネタバレ
2024年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 墨佳遼作品、待っておりました。
独創的な擬人を描かせたら右に出る人はそうそういらっしゃらないのではない?
力強く切ない生き物たちは確かな画力の元で生き生きとしていました。

本作品は蝉のお坊様です。
たかが蝉されど蝉でございます。

刹那に燃える命のお話のみにあらず、曼荼羅に描かれるような大宇宙の真理さえ描いて下さっているような内容でございました。
堅苦しくなく芯の部分をキャラクターにのせて読者の目と心にとどけてくれました。
《生きる》文字だとあまりにも軽々しくなってしまう。
何をどう表現しようとその答えは永遠の謎であり正解で不正解。
されど命が尊いことはゆるぎない。

やっぱり先生は天才だ。
読み終えたとき、読者それぞれの心に残るものを大切に育てて繋げていきたいものです。

蝉が苦手な私ですがそのフォルムの素晴らしい事!!袈裟の美しさ!なんと愛おしい蝉たちよ(兜も蝶も)。

今年の夏聞こえてくる念仏が待ち遠しいです。

**231ページ**
やっと手に入れた!
2024年6月26日
この作品をpixivで拝見し、同人誌化されていたのでなんとか手に入らないかと画策したが手に入らず…。と、思っていたけれど人気が凄すぎて電子書籍化され、やっと今回シーモアで手に入れる事ができたのでした!
みんながよく五月蝿いと言ってる蝉たちが、どのような生態で生きているのか。擬人化されているので虫嫌いでも手に取ることができる内容となっております。内容が素晴らしいのは約束されていますが、絵が個性的で超絶上手いのです!全ページ全コマ何度読んでも見入ってしまいます。本当に買えて幸せです!
生命の、生き様を、教えてくれた作品
2024年6月19日
私は昆虫全般がものすごい苦手。
けども、昨年、墨佳遼先生がTwitterで描いてた、
この「蝉法師」を見て、同人誌で発売した時に速攻買ってしまった。
虫が苦手でも、墨佳先生の擬人化の蝉法師は、
生きる全てに意味があり、消えてゆく。
それを教えてくれた。

怖かった蝉ファイナル(最期の刻)も、生命懸けで生きたのだと、この作品が教えてくれた。
去年の同人誌を読んで、涙が止まらず、蝉の声に耳を傾け、また涙が溢れた。

この商業版は、去年の同人誌の倍以上加筆してあり、
尼蝉の話を読み、また生命の尊さを改めて感じ、
涙がこぼれてページがなかなかめくれなかった。

本当に素晴らしい作品。
「最期の最期に向かって生きてる」無駄な生命等ないのだと、教えてくれる。
紙版も購入したが、でも電子書籍でも読みたい。

何度読んでも涙がこぼれてしまうけど、私はこの作品で蝉は少しだけ克服出来た。
今年は蝉が念仏を唱えてくれるだろうか?
年々、温暖化が進んでるせいか、昨年は一度しか聞けなかった。

どうか、この作品を読んでほしい。
人馬と同じぐらい、生きる事の大切さを教えてくれる作品だから。
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