あるあるの設定なのに、6巻まで読んでしまったのは、ヒロインの人柄と拗らせツンデレの醜悪公のなんとも微笑ましいやり取りが面白かったからです。ヒロインの実父と妹、そしてヒロインの元婚約者のおバカさん具合が際立っていて、現実離れも甚だしい…と呆れつつ購入をやめられないのは、やっぱり「ザマァ」が見たいから。ただ、ヒロインが妙に信心深いのが気になります。このまま行くと、阿呆な父と妹を助けて、ついでに窮地に陥った祖国も救って、めでたしめでたしってなりそう。実際、軽薄な元婚約者は、死罪を免れ?逃げちゃったし。(普通、逃しますかね?自国が120%悪くて戦争になるかもしれないって時に。その場で打首でしょう。))心から悔い改められるのなら、それも可でしょうが、どう考えてもあの妹に改心は期待できない。かの水戸◯門でも悪はきっちり裁かれる…。変にお茶を濁さないできっちり、キッパリ断罪してほしいです。このコミックの世界観では、自国は常に周辺国から狙われているんでしょう。絶好の開戦の口実を与えてどうします?