まず自分語りから失礼します。
BLを嗜むようになっておよそ1年、自分が何となくヤンデレキャラが好きだと理解しつつ、「たぶん、わたし、ヤンデレが好きみたい」と何処かフワッとした感覚で日々を過ごしていました。しかし、本日こちらのアンソロジーを読んで確信しました。
『『わたし、ヤンデレ、ド性癖』』。
初めは凡乃ヌイス先生の作品が目当てで購入しました。凡乃ヌイス先生の「俺だけの××くん」は言わずもがな、それぞれの作品の病み具合がみんな違ってみんな良く、評価が低いようですがわたしは全て美味しくいただきました。
確かに1作品が14~43ページとあっさり短めで、面白いがゆえにもっと読みたいと欲が出てしまいます。しかし、ラストはヤンデレならではのメリバが多くて読後感は良いです。本人達は幸せと思っているからなお怖くてそそられる。
全作品が面白かったのですが個人的には「摘蕾」「一途」「My sweet badboy」が好きです。それと「オレにはキミしかいないんだ!」のでん蔵先生が気になりすぎて別作品も何冊か購入し、ヤンデレとはまた違った作風で楽しめました。別の方がレビューで書かれている通り、このようなアンソロジーは新しい作家さんの新規開拓には有益だと思います。
もし第2弾がありましたら、掲載を7~8作品としてページ数を増やしつつ、手が届きやすいお値段にしてくださいますと大変有り難いです(何卒)。
やっぱりヤンデレ共依存執着狂気って最高だ。