ネタバレ・感想ありそれでもシャッターの音は鳴る【単行本版】【電子限定特典付】のレビュー

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優しい関係
2024年11月25日
新刊衝動買い。「根暗とギャル男」の作者様。
カメラマンの飛野とアシスタントの光雄を描いた表題作の他に、短編が1本入っています。

シンプルな線。光と影の美しさ。テンポの良いストーリー…読んでいて気持ちいい。

二人のキャラも魅力的だった。
完璧主義者で周囲と衝突しがちな主人公を、ふわりと包み込む光雄がいい味出してます。
正反対な二人がぶつかりながらも混ざり合い、次第に優しい空気を帯びてゆくところがとてもよかった。

BLというより、良質なヒューマンドラマみたい。面白かった。
タイトルに深い意味が込められていたのね…。
エロも甘々もないですが、静謐で透明な空気感がすごく好きでした。
この雰囲気、この感じ…好きな人はきっとハマると思います。
素敵な作品でした。
前作より洗練された、
ネタバレ
2024年11月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買い。前作も良かったが、本作はストーリーもキャラも描写手法も、さらに洗練された感じがする。
写真家の葛藤やジレンマの描き方も非常に上手いし、それがタイトルにつながるところもとてもいい。写真家と言っても様々なタイプがあるから、そこの描き分けと昇華の描写もいい。その写真家たちがあがきながら影響を受けるだけでなく、意外と影響を与えているところもいい。
BLではないけど、クソデカ感情があってその方面でも満足度は高いのでは。
アンドロイドもよかったけど、圧倒的に表題作がよかった。
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ブロマンスで良き
2024年11月7日
絵と雰囲気が凄く良いし、面白かった!光の表現がオシャレ。たまらん。
セリフとセリフの間(ま)が絶妙で途中すごいドキドキした。漫画だけど、ドマラ見てるみたいな気持ちで読み進めた。面白かった〜。
ブロマンス寄りの距離感も最高なんやけどそれはそれとしてBLしてるふたりも見たいので続編大期待!
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才能への嫉妬や挫折
ネタバレ
2024年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。学生時代の同級生の才能を前にしてフィルムカメラをやめてデジタルで商業作品専門の写真家になった主人公。主人公は偏屈で厳しくて助手が次々と辞めてしまう。そんな時に変な若者光雄が助手に志願し二人での仕事が始まる。主人公のキツイ物言いを受け流す光雄の会話が面白かった。ラブ未満な感じの話だったけど、こういう才能と挫折みたいな話が好きなので楽しかった。もう一作小説家とアンドロイドの話。
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作家名: いちの
ジャンル: BLマンガ
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna