遊郭で働く遊女に「仕込み」を行い、一人前にする男…
という紹介文から少し鬼畜臭いニオイがしたのですが、こういう時代背景の話が好きなので思い切って購入してみました。
しかし、読んでみるとそんな事はなく。
思ったほど、エッチシーンも多くはありません。
遊女の仕込みを担う「源ちゃん」は、謎多くミステリアスな雰囲気で、しかし飄々と江戸の街で生きる優しくもカッコイイ粋な男です。
それだから多くの人に好かれ、仕込み人をしていながらしかし遊女からも慕われています。
私も遊女だったら例外なく惚れ込むに違いない…と(笑)
そんな源ちゃんが生きる江戸の色街を舞台に、遊女の切なくも華やかで、時には愛憎等が渦巻く…様々な生き様が描かれている漫画です。
また、合間合間に誰にも漬け込まない源ちゃんの素性が描かれ…一体過去に何があった人なのか?と、どんどんどんどん源ちゃんの魅力に惹き込まれてしまいます
絵は可愛いというのとはまた雰囲気が違い、物語を崩さないような艶やかで綺麗なタッチです。
一つのお話が3つ毎で区切られているので、私はパック買いしましたが、とりあえず1話読んで、試してみてはいかがかと思います!