終盤である登場人物が犯罪行為に巻き込まれる描写がありますが、トリガーワーニングがありません。
物語は面白いですが、出版方法に問題があるように思います。暴力行為を惹起する描写と、被害者と思しき人物の心神喪失状態を描くことは、実際の犯罪被害者がこの作品を読んだ際PTSDに苦しむ可能性があります。しかし、事前になんの警告もしない良心のない不適切な販売方法をしていると感じたので星をひとつ減らします。
こういったことは反転魅力とかどんでん返しとは言いません。
通常は ※本編に強圧的な描写があります。 やら ※本編に犯罪行為を思わせる描写があります。 やらを扉絵の下の方に小さくでも書くべきでしょう。その程度なら難しいことでもなく、物語のネタバレというよりは幽霊がもうすぐ出そうな雰囲気の時にあらかじめ怖いBGMを流しておくような効果もあります。
犯罪行為の描写にはもっと慎重になるべきです。そういったもしかしたら分からない事態を防ぐために出版社は存在すべきだと思います。