ストーリーも絵も素晴らしかったです。
売り専、元女風キャストなど、夜の街に関わる人々がメインキャラクターで、登場人物たち皆、性関係を持つことと、恋愛感情や愛情を抱くこととを、(重なり合う部分はあるものの)別々の事象として捉えているように見えます。キャラクター間の性関係はわりと簡単に結ばれるのですが、それと対比するように、心理的な関係の深まりはとても丁寧にゆっくりと描かれているのが印象的でした。心理描写の細やかさや説得力に惹き込まれます。
受の幸せと安寧を祈る攻にも、攻の優しさに癒される受にもめちゃくちゃ感情移入してしまいました。
登場するサブキャクターたちにも奥行きがあり、すごく魅力的です。美夜と真昼の2人の馴れ初めや今後、スピンオフで読みたい…!