ネタバレ・感想ありおやすみ深海のレビュー

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まぶしい
ネタバレ
2025年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらもアニメイトで目について。
電子未読が3桁になっているというのに…買ってしまいました。

主人公のキイチが傷を抱えていることはわかる。
哲平がキイチを好きなこともわかる。
侵食してくる哲平に戸惑いながらも追い出さないキイチの気持ちは、キイチはわからない。
そんなところから、出会いやキイチの傷の一端から自暴自棄になっていたことは、下巻を読まないとわからない。
上巻は、空虚感を抱えながら明るく適応しているキイチの姿が描かれていて、花屋のメンバーの騒がしさが象徴しているような。下巻には、殆ど花屋メンバーはでてこない。

眩しすぎる哲平。受け入れるのに時間がかかったキイチ。
個人的な罪悪感と不信感が邪魔をする。
深海に沈み込んでしまえば、水から上がったときに息ができるようになるのだろう。
人間て面倒で愛しい存在だ。
哲平を愛する準備はできたようだ。
ありがとうございます♡
2025年4月7日
ハヤカワ先生の新作をずっと待っていた甲斐のあるお話です。
変わらない先生の作風もとても嬉しいです。
これからもご活躍を楽しみにしています♡
ふむ、なるほど
ネタバレ
2025年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美しい表紙に惹かれて試し読みしてみたら好きなタッチの絵。一晩寝かせましたがやはり気になって、買ってみたらなかなかのヒット作でした〜。
アラサー花屋さんと大学生による駆け引きの物語なわけですが、全編通して関係性が進んでるのか戻ってるのか、はたまた何も動いてないのかっていうモダモダ感が強かったです。
拮一が自分なんか好かれるべき人間じゃないと思うようになった原因も、哲平のことを好きだと認めなくない理由も、明確な答えが描かれているわけじゃないので、あくまで読者の想像で進んでいきます。
当て馬役も結果的には良い人だったので、この作品を読んでイラッとすることはないです。しかし全体的に設定(?)がフワッとしているし、結末もふんわりとした着地なので読後の物足りなさがあります。ページ数は多いので読んだぞ!感はあるのですが笑。
風景の綺麗さや目の表現、デフォルメ絵の可愛さがなければ、さらに評価が落ちてしまうかもしれません。あとは場面切り替えがかなり唐突な印象もありました。これからに期待したい作者様です!
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作家名: ハヤカワノジコ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / CRAFT