試し読みでレビュー評価を落とされているのは正直悲しいです。後半が素晴らしいのに…。
何も与えてくれない祈るだけの神よりも、見守り与えてくれる悪魔を信仰し愛すエリヤのお話しですが、ストーリー後半で悪魔からの愛の独白もあります。
ルースさんがどれだけエリヤとの再会を待っていたか、どれほどエリヤの願いを切望していたか、このストーリーの最高潮を見届けてほしい。
直接的な愛情表現はありません。表情から読み取れるものもあまりありません。ハグもキスもありません。愛してるの告白もありません。
でも、悪魔がどれほど重い愛を抱えているか、最後まで読んでほしいです。
分かりにくく直接的な表現もないため好みが分かれるかもしれませんが、ラスト30ページで一気に分かる悪魔の激重感情、私は大好きでした。
2巻も読みましたので少しだけ追記を。
ヨハネのまるで神や天使のような慈愛とルースさんのまるで人間のような愛の渇望が素晴らしかったです。
求めるのも振り回されるのも悪魔側というのがこの作品の好きなところです。
1巻120ページ2巻80ページ。
コマも左から右へと読むので注意が必要です。