ネタバレ・感想ありおかえり水平線のレビュー

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わけもなく涙が滲むあたたかさ
2025年9月18日
遼馬の懐が海のように広い。
ぱっと見の雰囲気から良い意味で印象が違いました。
ハッキリした物言いなのにどこか優しさが滲み出ている。玲臣があまり時間かからず心を開き始めるのも分かります。
玲臣も根はとても良い子なんだろうと感じる言動で、ふたりが兄弟らしい気安い会話をしているとほっこりします。

ある事情から銭湯を利用し始めた子にとってもいつの間にか居場所のひとつになったり、そこで主人公たちと他愛もないやりとりをしたり、とにかく心がほんわり暖かくなる作品。
実生活で胸中に不穏な波が打ちつけている時もこの作品を読むと荒れた海が静まっていくような感覚を覚えます。
まるで銭湯に来たみたいな、そんな気分になる。
素敵な作品です。
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ほんとに大好きな漫画!
2025年9月13日
重い設定なのにほんわかあったかいお話。絵柄がどストライクです。大好き。
全員幸せでいてほしい。美味しいご飯お腹いっぱい食べて、暖かい風呂入ってふかふかの布団で寝て、自分の幸せを掴んでほしい。
確固たる自分を持ってる人って、輝いて見えるよね。その人に心惹かれて憧れて、認められたいと思う気持ち、よくわかる。居場所を失う怖さとか、奪われるかもって恐怖とか、自分が好ましく思うその人に、自分以外に心を許して欲しくないって思う嫉妬とか、キャラクターがちゃんと動いててこっちの心も動かされる。
作者様の思う結末まで続いて欲しい。これからも買います。続き出るの楽しみだなあ。
とっても引き込まれる漫画なので、おすすめです!
さりげなく優しい世界
2025年9月10日
祖父と共に銭湯を営む高校生の遼馬と、東京からやってきた、父の隠し子と名乗る青年・玲臣の物語――。

1巻まで読了。この作品、すごく良かった。

遼馬と怜臣。正反対の二人。
学校から帰ってきて家業の銭湯を手伝っていたら、いきなり「あなたのお父さんの隠し子です」と言われてしまう遼馬。そんなこと簡単に受け入れられるわけないけれど…
だけど、お互いを知るうちに徐々に絆が深まってゆく

高校生って子供じゃないけど、大人でもなく。
家庭の事情でどうしようもない事態になったとき、そのとき出会った人、そのとき選んだ選択が、まさに人生の分岐点になる時期。
辛いことや悲しいことがあっても、周りの人がさりげなく励ましたり、支え合う姿がとてもよかった

ところで1巻最後の番外編に登場したおやつ、あれは間違いなく最強だと思います。
夜中に読んでいたら猛烈に食べたくなって危なかった…

ゆるりと。肩の力を抜いて
温かいお風呂に入ったみたいに、心がほぐれてゆく物語
素敵なヒューマンドラマを探している人におススメです
今後が楽しみ!
2025年8月13日
ざっくりいうと、色んな事情を持ったクラスメイトが、その中の1人の家である銭湯というところを介して自分達の居場所を探して行くストーリーなのかなー?
「銭湯」と言うシチュエーションが先ず良い!主人公が人間関係に器用じゃないところが良い!後は是非に読んで!(笑)
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よかったです
2025年7月28日
勝手な感想なのですが自然でさりげないお話の中で出てくる人の心理描写がとても丁寧に描かれていて良かったです(疲れた時に読んだらまさしくお風呂のように癒されました)感じ方や好みは人それぞれですが一度読んでみてほしい作品でした
続き楽しみです
じんわりあたたかい
2025年7月16日
アプリで知って、何度も読みたかったので電子で購入しました。お話は淡々と進んでいくけど、じんわり心が満たされます。重たい設定もあるけど押し付けがましくなくてストレスなく読めました。
主人公、少し変わってるけど人との距離感がなんか良い。あとお祖父ちゃんがまた良い…!
派手さはなくとも人に勧めたくなる作品です。続きが楽しみです。
銭湯で起きる青春群像劇
ネタバレ
2025年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 父親の隠し子が突然現れるという設定は重めですが、絵も見やすく銭湯の取材もよくしているのが伝わります。
高校の同級生たちもそれぞれの事情がありつつ遼馬に関わって変わっていく姿がとても愛おしいです。
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作家名: 渡部大羊
ジャンル: 少年マンガ
出版社: 集英社