ネタバレ・感想あり雪はともえにのレビュー

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大正浪漫
2026年3月17日
大正11年。激動の時代を生きた男たちの物語――。

フォロー様のレビューより。1巻まで読了。
さすが田亀先生…とても読みやすく面白い。時代物で情報量が多いのに、絵も物語も簡潔にまとめてる。

いい年をした男が甘味を喜ぶなんてみっともないと、世間の目が今よりずっと厳しかった時代。そんな中、甘いもの大好きなおっさん二人がこっそり甘味処でキャッキャウフフと楽しそうにしてる姿が可愛い。

主人公は同性愛者で、運命のように出会った男にどんどん惹かれてゆくけれど……
BL嗜む人はさらに楽しめると思います。
タイトルの「雪はともえに」が出てくるシーン、すごく素敵だった。

作者様が「時代物のフィクションで、市井のゲイを主人公にした物語があまりない。…ないなら自分で描くよ!」と始まったこの物語。カフェ―、モダンガール、東京博覧会…二人の世界を通して映し出される、大正ロマンの世界。1巻まではとても平和で美しい世界だったけど、それだけですまないのが大正時代よね……
これからどうなっていくのか。続きが楽しみです
大正時代を調べたりしたくなりました。
ネタバレ
2026年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田亀作品は私にとっては星を付けることなど烏滸がましいものばかり。
ですがやはりいい作品はレビューをあげたい…。

本作品は大正時代、東京に生きた一人の男(ゲイ)が何を感じどう生きてゆくかのお話らしいです。
ゲイと言っても如何にもゲイ目線という色眼鏡的表現ではなく、一人の人間として男としての物語なのだろうと思います。
先生もあとがきに書かれていらっしゃいますが、大正時代は短い間に色々なことが起きる。
戦争・パンデミック・震災…時代が動いてゆく様が現代と重なり、先生は手ごたえがあるとおっしゃってますが読者としては今の時代をなぞるようで楽しみでもあり少し不安を覚えたりもいたします。
他にもモガの望月女史の生き方や感じ方も女性である私にとっては興味深く、主人公の春光と画家翠帳をみつめる視線の真意も気になるところです。

現1巻はまだ2人がそれぞれの人生を歩み出会い…という段階。
些細なことだけれども大きく揺るがされる心を大事に守りながら生きてゆくふたりが不憫にも感じ逞しくも感じ。
見守りたい先を見続けたいと思うのでした。
これからまだまだ時代は大きな出来事が山積みですがこの時代のうねりをどう乗り越えてどこに流れ着いてゆくのか。
彼らの、望月女史の幸せはどこにあるのか。
今から次巻が楽しみで仕方ありません。

とてもとてもとても男臭いけれど、その中にある可愛らしさのある男たちが好きです。
そして装丁が「円と球」さま~♪
いい表紙だな~と眺めておりましたがやはり!と。
また次巻、追記確定作品です…。

**1巻192ページ**
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作家名: 田亀源五郎
出版社: 双葉社