この作品の連載が始まった1980年代後半だったかな、当時はまだファンタジー世界と言っても一般的に知られているのはドラクエとかファイナルファンタジー、あとは知ってる人ならロードス島戦記とかがようやく出始めたくらいの頃。
魔法はMPさえ使えば「ベギラマ!」「サンダガ!」とか出来るものなんだと思っていた当時の私に、魔法は詠唱が必要、高威力の魔法ほど詠唱が長い、召喚獣には契約が必要、など、ファンタジー世界の詳しい世界観を教えてくれた作品でした。
元々きまぐれオレンジロードのまつもと泉先生のアシスタントをされていただけあって、初期の絵柄にはその影響がありありと見えますね。
惹き込まれる世界観、魅力的でちょっとエッチな女性キャラクターたち、カッコいい呪文の数々、とても面白い作品でした。
話が破壊神復活あたりで綺麗にまとまって終わっていれば間違いなく名作になっていたはず、そこだけが残念です。