藤田和日郎作品はこれが初めてという方は「うしおととら」「からくりサーカス」をまずオススメします。
「うしおととら」コミックス折り返しで「マッチ売りの少女を助けるヒーローがこいつら」というようなコメントを読んで衝撃を受けたのを今でも覚えています。この「月光条例」は正に先生が描きたかったことなんだろうな、と思いました。
他作品とはちょっと違い、前半のペースはゆっくりですが中盤-後半から藤田節が炸裂します。おとぎばなしの解説が入るためか、テンポが一定気味だったり主要人物の魅力が伝わる前に飽きてしまうかと(ここで-☆1)。ですが、この作者さんの他作品が好きであるなら後半へいくほど楽しめると思います。