馴染みのない落語の世界、和のものに惹かれる者には何とも新鮮で洒落オツで。独特の絵の濃さにはしばらく馴染み難かったですが、師匠・八雲が何とも魅惑的で、助六との過去も気になり、話に引かれて読み進んでいくうちに、絵柄は気にならなくなります。むしろ、味というか。食べ慣れないけど食べてるうちにクセになるような。
作品の雰囲気は、何処かじっとり暗い、夏の夜みたいな湿気がありますが、明るい与太郎のキャラクターがいいバランスをとっていて、与太がいるから重くなりすぎない感じ。
完結していなくて長いので、まだ、一巻しか読んで居ませんが、完結したら読みたい作品です。