表題作だけで☆5です。鈴は武家の妾の子。訳あって男子にも関わらず娘として育てられます。形だけだからと、父親に頼まれ嫁入りを承諾します。鈴の思いが切ないです…。男としての自分を認められたいという思い…。夫となった新三郎は…。
はああ。よろしいですね…。鈴もですが、新三郎が不器用すぎる。初日があれじゃあね。
100ページと少しで終わってしまって、大変残念。新三郎が鈴を見初めた時とその後の心情、新三郎自身の生い立ち、と内面に迫ってもらいたかったなあ。
そして、綺麗で居られる年代だけじゃなくて、添い遂げる晩年のお話も垣間見てみたい!!と思いました。ヒコさんのお話はどこか切なくて、とてもロマンティックですね…。
絵が粗削りな感じで、もう少し、と思ってしまうのです。お話が良いだけに~。
もう一つ別のお話が入ってます。最後に数ページ、表題作のおまけ話有ります。