何事にも自信が持てなくて一歩をなかなか踏み出せなかったつばさだったが、高校入学と同時に憧れの吹奏楽部に入部する。テレビで高校野球の放送を見て、球児の奮闘と共にアルプスで応援する吹奏楽部の姿に強い憧れを持ったからだ。野球でも吹奏楽でも名門の強豪校に入学して、吹奏楽部にも入部してやっと夢への第一歩を踏み出す。入学式前に知り合った野球部の大介とは偶然同じクラスになれた。初心者のつばさは、トランペットの音を出すにも四苦八苦だったが、すこしづつ上達していく。大介への溢れる気持ちを抑えられずに告白し、ぎこちなくなった時もあったが、大介が甲子園出場を果たして付き合うことになった。互いを思いやる姿にキュンキュンしました。とにかくつばさも大介も本当にいい子で素敵でした。