まぁ、表紙見ただけでそういう感じ出てますよね。
6話中、5話暗い(笑)2話目の組長の息子京平と若頭の弟のお話は京平が明るいのでさほどダークなイメージはないのですが、でも若頭のカタギの弟を狙うという陰湿さ!
表題作はまだ続きが出ています。
他には、自分の父親を死に至らしめた医師に復讐するお話や、建築家の夢を金や権力で動かそうとするお話、明治始め頃の士族出の男が商家の妾の子に執拗に迫られるお話。中世ヨーロッパっぽい背景で、父(王)を殺された王子と、王を殺して新たに王になった男の息子のお話等多岐に渡っています。
どれも短編なので疲れるほどお話に引き込まれることはありませんしバッドエンドもないので任侠系が苦手な方や普通のラブストーリー属の方以外でしたら楽しく読めるかと思います。