ネタバレ・感想ありI’ll call you mineのレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

モヤモヤ度高いがリアルな同性愛
2024年4月8日
楓と大和の彼女がひたすら可哀想なお話。それでも別れて前を向く彼女は偉いし凄いと思う。自分だったら大和を刺してやりたいかもww大和が楓に欲情しない自分に安心して、その直後に彼女といたしてるのって…結局無自覚に抑え込んでただけで楓に欲情したのを彼女にブツケてるのでは?と思ってしまった。その後、楓がDV野郎に捕まったりして…男運ない…もしも楓の相手がメッチャ良い奴だったら違ったのかなぁ…でも最終的には縋られたら大和のところに戻っちゃいそうだけど。でも次に楓を裏切ったら楓は完全に大和の元から去りそうだから舐めたマネしないほうが良いよ大和www大和は誠実そうに見えて実際は根性なしだからね。短編も結婚しても関係続けそうで泥沼感が…でも両方好きwww
久々に読みたいBLど真ん中の作品でした!
2023年10月22日
何が良いって、まず女子が背景ではなく生きてる女子というのが良いし、ノンケの大和の優しさが優柔不断でリアルなのが良い。優柔不断な為に一度挫折をする過程もBLでは新鮮で面白いと思うし、その後の楓の精神状態も理解出来ます。そしてあちこち台詞や小道具が効いてて、最後の最後まてエモい。私のタイプど真ん中の読みたいBLでございました。短編も仄暗いのにどこか穏やかなバランス、絶妙でした。
久々に
ネタバレ
2022年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泣きました!作者さん、涙の効果的な使い方が上手いですね。
楓は大和が大好きで、感情が素直過ぎるが故に少し危うい。でもそんな楓がとても愛おしいです。大和のように面倒みたり甘やかしたくなる気持ち、とてもよく分かるなぁ。だからこそ彼の涙にはホントやられました。大和の前では泣き虫だけど、バイトの先輩にDVされても泣かないってところがまた良い!楓って、大和以外のところではフツーに男ってことですね。
ちゃんと気付けて良かった
2021年9月5日
初読み作者様。も〜〜これはなんでしょう。パピエンですが、結ばれるまでの道のりが辛すぎます。。。。幼馴染の大和にずっと片想い中の楓。大和の調子のよい態度にはぁ?とイライラしてしまうのですが、大和自身まだ気付けてない部分があって仕方ないのかと…。楓もいつかは振り向いてくれると期待してますが、大和の彼女の前でもベタベタする楓の必死さ健気さが切ない…。でも改札で別れしゃがみ込む大和にはハリセン100叩きですよ!(ばかたれ!!)離れた時間の中で、お互い大切な存在だと再確認した2人、最後はホッと出来て良かったです。はぁ〜良かった良かった。最近、BLに出てくる女の子は、いつも背中を押してくれるいい子ばかりだなぁ。リアルな感情が丁寧に描かれていて素敵な作品でした!
アナタは私のもの
ネタバレ
2021年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「僕は大和が好き 大和とキスしたい 大和に触れたい ちゃんとわかってよ」愛をねだる楓に、困り顔で「かわいい」「好きだ」となだめる大和。「(大和の好きと)僕のは意味が違う」そう言いつつ、突き放してくれない大和に楓は望みを繋ぎます。この本を読んで樋口美沙緒先生の「愛はね、」を思い出しました。「I'll call you mine」のほうが出版された日は先ですが。楓が大和にとって自分は無理なんだと気づいて、自立しようとする姿がせつなくて胸が詰まりました。レビュアーさんが書かれているように知ってほしい、そして読んでほしい一冊でした。きっとこれから先、私は何度もこの本を読むと思います。ほの暗い感じの短編が一つ入っています。こちらも複雑な思いが交錯するお話でした。
2012年3月 総223ページ 修正は白抜き。
狡くて優しい
ネタバレ
2021年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ DV彼氏がもっと優しくて本当に楓を大事にしてくれる人だったら、もっと辛かっただろうな、そしたら、大和は優しいけど狡い男になってたかも。
楓の真っ直ぐな気持ちにもっと早く答えていれば周りを苦しませなかったのにね。
読み応えアリのお話でした
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何ともいえない!
2019年10月31日
自分が読んだ中でも、上位3位の中に入るくらいに切なくなるお話しです。好きで何回も読み直していますが、読む前に必ず覚悟を決めてから読むようにしています。
レビューに惹かれて
2019年8月28日
少し古い作品ですが、ぎゅーっと刺さりました。自分の想いだけに忠実な幼い楓。そんな楓から依存されるも突き放せず、ついつい甘やかしてしまう優柔不断な大和。大和のズルさが結局は双方傷つく事になるのですが、この出来事が2人を成長させたんですね。BL目線だと嫌な女に見えてしまう加奈が、実は一番オトナかも…。
心情が丁寧に描かれていて、読む度に味わい深い作品だと思います。
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泣いちゃったよーーー
2018年1月22日
ちる◯るさんの『えっ?このBLなんでみんな知らないのぉ!』キャンペーンから来ました!ほんと教えてくださってありがとうございます✨✨不憫受けが大好きな私のまさにドンピシャ。途中、幼稚で子どもみたいな楓が一人で立って前を向いていこうとする姿には本当にもう胸がイテテテってなりました。で、対する大和のこれぞノンケな言動がもうズルくてズルくて残酷で…なんだけど、だからこその2人のラストに納得できてあたたかい気持ちに。大和の彼女含め、登場人物みんなのキャラ設定がめちゃくちゃお上手。これは確かに良作だー。表題作の他に戦前な雰囲気の短編が1話収録されています。
星は同録『式日』に。8日で販売終了です。
2024年4月7日
明日、4月8日で販売終了。
223ページ。
表題作6話+短篇『式日』。いずれもなんかこうモヤっとする感じで、文学っぽいところがある気がします。
表題作は、幼馴染の二人。ずっとお互いが一番大切なのは変わらないのに、回り道になってしまうのがけっこうリアル。実際、こんな感じになるのはあるんじゃないかな、とは思います。楓くんは男運が悪いと思います(断言)。
しかし、楓の頑張りに対して、大和のズルさがすごくイヤーーーー!楓に対してもカノジョに対してもほんとズルい。「貴様!歯を喰いしばれ!!」って拳骨握っちゃう。もうこれは好みの問題ですが、こういう腹を括らないで自分が優位であろうとする感じの男は苦手です。もっと痛い目見れば良かったのにw
途中、居酒屋で酔って「俺が悪いのかな?」とか言ってる場面があるんですが、「そーーーうだよ、おまえが悪いよおまえだけが悪いよ」ってツッコミ入れてました。
〜〜〜〜〜
同録の『式日』(24p)は、大正時代(多分)の、同年(多分)の従兄弟同士。優秀な主人公と、ぼんやりした喜久一郎。いささか歪んだ愛情で、なかなか良い雰囲気でした。昼のドンが出てくるのが個人的に好きです。星4つ。
胸にささる
2022年1月24日
表題作ほか1カップル、どちらも独特の雰囲気。悪人ってわけじゃないのに葛藤の上あまりよくない行動をとってしまう、人間のクズっぽい側面を描くのがめちゃくちゃうまい作家さんだな〜って思いました!
ストーリーがすごく良かった
2020年4月9日
攻の葛藤や愛の深さをみました。

受の依存がすごくて高校生という設定の割には幼い気がします。でも攻から一旦離れてDVに人といたことで少し成長して。
結局、攻が構い倒すから、受があんな風になっちゃったんですね。

ハッピーエンドで良かったです。
いい意味でも悪い意味でも現実にありそう
ネタバレ
2019年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めも受けも、特に受けの性格は最初はなかなかに病んでるような執着心を感じましたが後半はただただ可哀想で。報われるにしてもあまりにも攻めの途中の行動が…現実にもありそうでつらかった。
会話とか生活風景もなんですが攻めの自分の性癖、受けへの気持ちがわからなくて女の子と寝てしまうのは妙にリアルな感じがして生々しかったです。
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楓の一人勝ち
ネタバレ
2019年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上京している大学生・大和×甘えたな幼馴染み・楓。ずっと大和が好きで気持ちを隠さない楓を曖昧な言葉ではぐらかしつつ甘やかす大和、という構図の幼馴染みBL。大和が初めて彼女を連れてきたことからギリギリ保たれていた関係が崩れていく。ノンケの戸惑いとか幼馴染みとしての感情とかいろいろあると思うけど、やっぱり直球の楓やマウントを取ろうと必死な彼女に比べて、二人の間で聞こえのいいことばかり言ってやり過ごそうとする大和のずるさが嫌だな。男の体に動けなくなるのは仕方ないけど、そこで女に逃げるのが酷い。楓が前に進もうと目を逸らした途端に自分が崩れて、結局楓も彼女もより深く傷付けてしまって、大和の苦悩も分かるけど二人はもっと辛かったと思うし。DV男との決着も自分でつけてまた東京まできた楓の一人勝ち。アクティブな彼女も嫌いじゃなかったです。他に短編もあり、明治か昭和初期頃の微妙な間柄の従兄弟同士。仄暗いBL未満。ずっとこのままだったらちょっと怖いな。
ストーリーは好き♪
2012年11月8日
ストーリーは良かったですが、絵がもう少しって感じです。
でもストーリーは好き(笑)
ノンケをずっと好きで想いが通じたかと思えば、まさかの・・・

諦めようとするところとかも〜ほんと・切ない!!!

幸せになってくれ〜って読みながら泣いてしまいました(笑)
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いい感じ
2012年9月26日
年上彼女もちノンケ×一途受け
大事な幼なじみだからこそキツく突き放せず、その所為で優柔不断になってる攻め(大和)
一途に大和を思い慕う受け(楓)
攻めである大和は彼女もちで、楓の気持ちを分かっててはぐらかすばかりだが、実際は自分の気持ちに鈍感なだけ。しだいに自身の気持ちに否応なしに向き合わされるわけだが、苦悩する様やノンケだからこそ目をそらしていたかった現実(気持ち)はよく分かる。
途中寄り道しつつ傷付きながらも一途に思い続ける楓も可愛くて好き。
絵柄は好みが別れそうだが、悪くない。
攻め受け両者の気持ちが読み手に伝わる作品です。
丁寧に作られた
2012年9月21日
作品という印象受けました。
こう言う恋愛の形ある!って共感したよ。

ただ惜しいのは、目の描き方……。
黒く塗りつぶすんではない瞳のほうが、感情の起伏が感じとれるよ…。
凄く楽しみにして読んだけど残念
ネタバレ
2021年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作と他短編ひとつ収録されています。
どんなものかとレビューを拝見し、このBLなんで知らないのに惹かれて購読。
これまた読み手の意見が分かれそうなストーリーというのが全体的な第一印象。
まず主人公の楓。高3でこれはちょっと痛すぎるというかよく言えば幼く素直で真っ直ぐなんだろうけど、いくら可愛くてもそれじゃダメ過ぎだと引いてしまった。
そして幼馴染で1つ上の大学生の大和。楓は可愛い弟の様な存在だと言いつつ、いざ身体が反応できなかったからって直後に、彼女と身体を合わせるというリアルは、BLに求めてないんです。
その後の楓も、寂しさから変なDV男についていき、学校も休むような日々。
あのね、誰だって失恋なんて珍しくないんだよ。それでも毎日頑張んだよ! とイライラしてしまった。
結局、最後は幸せな2人だというのに、どちらにも感情移入も共感もできなかった。
短編の方は、ほの暗い世界観の中、これまたちょっとドロドロした心情が表現されていました。
( 10月6日までセールです )
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作家名: 鴨川てるち
ジャンル: BLマンガ
出版社: 茜新社
雑誌: EDGE COMIX / OPERA