ネタバレ・感想あり当世白浪気質のレビュー

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読み手も体力使います
2021年5月9日
おもしろかった。とにかくこの作者の作品は情報が多いため読みこぼさないように体力を使います。読み時間もいつもの3倍くらいかかりますが、どんだけ知識があるのかと毎回感心します。今後の作品も楽しみです。
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トラも清十郎さまもとっても魅力的…!
2020年4月24日
明治失業忍法帖からこちらの作品に。明治失業忍法帖が今のところ一番好きですが、こちらの作品も大好き。魅力的なキャラクターが描けるのは作者さまが魅力的だから??これからも期待しています。
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二人
2019年6月28日
こそ泥だが、かなりの教養知識を持ち戦争で精神を追い込まれた過去のある虎と閉鎖的な田舎で狼の神使いとして育ったためにどこかズレた感覚を持つ千越のやり取りが面白い。時代背景も終戦直後の混沌とした雰囲気で何でも有りという感じでも不思議に思わせない状況にしているのも良いです。
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はまります
2018年1月14日
明治~がかなり面白かったのでこちらも読んでみたところ、やっぱりどはまりしました😄
時代設定が第二次大戦後ということもあり、明治~よりはこちらのほうが読みやすいかな?
でも情報量の多さや小難しい会話は同様で、注釈も無いので一度では理解しきれず💦都都逸とか、いろんな蘊蓄を知った上で読むとまたいっそう面白いかなと思います。
千越とトラの心情描写も丁寧で、何度も読み返して楽しめました💗
2巻と3巻のサブタイトル、はじめは?って感じでしたが、読んでみるとなるほど納得です。
私はすきです
ネタバレ
2015年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 字が多めで所々の言い回しが文学風なのですが、それも味かなと。ただ、ん?だから、どーおもってんの!?簡潔に言え!!っと思う場面も正直ありました(笑)

職人気質の泥棒トラと山奥の村で生神として崇められていた千越(ちお)。
お互いが意識しあって徐々に関係性が移り行くさま。そこにある葛藤とお宝と関わる人々。すべてうまく絡み合って面白く読めました。
今の時代には感じられない昭和の戦後の空気感。みんな必死で生きている中でもどこか飄々としているトラ。そしてそんな彼と共にある千越。トラは軽そうに見えて色々抱えてる男でかっこいいけど少々難しい。こんな男を本気で好きになったら女は大変だなと思わせられるけど、逆に好きになられたなら一途だろうな。千越の神秘的なところとトラのためなら猪突猛進なところのギャップがまた可愛いです。
ツボです
2013年9月24日
哲学的な要素があったりと、難しい部分もありますが面白いです。
台詞が時代と人物にぴったりあっていて、それがまた人間らしいのですが深い台詞も多いです。
時代背景もしっかりと描かれていて、勉強になることも多いです。
時代物として読んでも十分な面白さなのですが、少女漫画的要素もしっかり入っていてトラと千越の恋愛も見所です!
トラの普段の三枚目っぷりと、クレバーなんだけれどでも千越に対する葛藤っぷりがもう堪らなかったです。千越の段々変わっていく様子がまた可愛くて可愛くて!
その他の登場人物達も皆個性的で物語に膨らみを持たせてくれています。
少し難しいと感じる所もあるかもしれませんが、それも面白味のエッセンスです。
本当にお勧めです!歴史物が好きで、大正、明治文学が好きな人ならばこの作品はかなり面白いと思います。
めっちゃ詳しい
ネタバレ
2022年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昭和23年。
まだ進駐軍がいる時代の東京。
とにかく当時風俗とかめっちゃ詳しく調べてある。この作者さんは他の作品もそう。
最後にリベラルに偏った世間の風潮をトラと千越が切り捨てるのが小気味よい。
理想を叫ぶだけで弱さを特権だと勘違い、論点すり替えで言論を封じるってまさに今の野党と同じじゃんww
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登場人物の名前が
2016年12月1日
長州藩士っていうのがまずいいです。笑 吉田高杉久坂に長井雅楽まで!!でテンション上がりました。お話はまわりくどくて慣れないと読みにくいかもですが、はまると抜け出せなくなります。ヒロインがかわいいです!
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作家名: 杉山小弥花
出版社: 秋田書店