丸々2巻分津田×中野かと思いきや、2巻収録分は5,6話とメモリー更新だけ津田中野で、7話~最終話とリブート、ところで数日後は、佐伯×事務上田さんの息子のお話でした。その間、ちらーっとだけ津田中野のその後も見られますが、とりあえず全部津田中野が良かったなーという意味を込めて☆4です。佐伯さんのも面白いんですが、こんだけ分量あるんなら、スピンオフでタイトル変えて1冊の本にして欲しかったな。両方が不完全燃焼気味に感じてしまう。で、内容ですが、面白かったです!壁ドン濃厚キスからの…なんて、飴パラ思い出しちゃうぜ。すれ違い再会モノって切ないのが多くて敬遠しがちなんですが、そこはさすがの夏目先生。切ないっちゃ切ないものの、それを振り切ってくれる空気感や前向きさ強さ明るさがあって、切なさに持っていかれることなく楽しく読めました。最初、津田があんまり好きになれず、酷いやつだ!って思って読んでたんですけど、後半になるにつれ津田が10年前に考えてたこととか言動の真意がわかって、あ~なるほどのすれ違い、と共感できるようになりました。で、共感できるようになってハピエン良かったね!と思っていたら佐伯話に移行してしまうので、もっと二人のその後を真正面から見ていたかったよ、と。それだけが残念。