これから面白くなることを期待してとりあえず7巻まで読んでみたのですが、正直期待はずれでした。でも作品でについてのレビューの前に言わせていただきたいのですが、無料分しか読んでないのにレビュー書いてる人多すぎ。無料分なんて誰でも読めるんだから、レビューの意味を成してないです。本当に読んだ人の感想じゃないとこれから読む人の参考にはならないと思います。なんだかそんなレビューの多さに不快になったので最初に書かせていただきました。
さて、この奴隷区といった作品はタイトル通り人間が人間を奴隷にしていくことが軽く扱われている奴隷化ゲームのような世界。文字通り「奴隷」にされてしまうキャラ達がたくさん出てくるので、人をオモチャのように扱う人間や、女性は当然のごとく性奴隷に利用されていたりと過激な描写やグロく感じる話もあります。男女共に読める内容だとは思いますがここら辺は青年漫画らしさを感じますね。
7巻まで読んだ全体の感想を言うと、個人的にはオススメできないです。一言で言うと面白くない。
24人の人間を出すとあって結構目まぐるしく駆け足で物語が進み、読者がついていきづらいです。24人全員が主人公との紹介文ですが、決まった主人公が存在しないせいで誰にも感情移入ができず読者が置いてけぼり気味になっています。各話ごとにその回での主人公が代わり、毎回別の人間の視点で物語を見れることによって少しずつ話が進み、理解が深まり最後には全てが繋がるといった構成はカッコよくも感じますが、最近はそういった構成の作品は少なくないので所詮は二番煎じ感が拭えないです。新鮮味は感じませんでした。
相手を奴隷にするには、何でも良いから勝負に勝利すること。というシンプルな条件がこの作品の重要なポイントだと思うのですが、これ自体を作者が活かす気がない、または活かせる頭脳が無いといった印象。賢い頭脳戦・心理戦を求めて読むのには幼稚な作品です。そういったものを求める人は、デスノートやライアーゲームなど別作品を読む方がよほど有意義な時間を過ごせると思います。
物語が進むと相手に敗北感を与えれば奴隷にできるという話が出てきて力技で奴隷にできたり、チートなSCMがでてきて勝負なしで奴隷にできたりなどあり、読み進めるほどにどこに面白味を見出だせば良いのか分からなくなりました。おまけにショタとキャバ嬢のイカれた主従恋愛なんて見たくありません。