3巻まで読みましたが、かなり続きが気になりました。私も(勿論マリアのようにストレートな物言いではありませんが)結構人の本当の部分がみえるタイプなので、本人にとっては余計な一言を言って嫌われてしまうこともありました。でも、時に言わなければならない事もあるんですよね。その時は、その人によって誰かが傷ついた時でした。 確かに人は本当の自分を見抜かれたくなく、誰にだって隠したい黒い部分は必ずあります。だから、時に上手に隠すことも必要だとも思う。 でも、その隠してる部分があまりに大きすぎると 嘘の自分の塊になり、本当の自分も見失うし、誰とも本当の意味でわかり会うこともできなくなる。そういう事をこの作品はテーマにしている気がします。
きっと 好きな相手にこそ黒い部分は見せたくないものなんですよね…。それは自然な事でもあるし 正直な所でもあるけど、自分の嫌いな部分も理解してくれて、みせても大丈夫な人もいないと、心がおいてきぼりになる。
読んでいて心が痛くなりますが そこを乗り越えて、本当の意味での素敵な人間関係ができる。今の軽薄な若者に読んでほしい内容です。(そういう人程読まないんでしょうけど…) 是非 続きも読みたい作品です。