表紙の絵を見ても魅力を覚えず敬遠していたけれど、3巻無料の機会に試し読みしてみて見事にハマった!完結していたので最後まで一気読みした爽快感に浸っている。
恐らく作者の分身的な存在であろう高校生主人公が作者の考え得る最強の戦士に立ち向かう挑戦や対決を主題としている物語。
亜人というフィクション要素が独特であり、これにミステリアス要素を織り込んで展開させているので入り込むまでに数話を要したが、違和感なく没入させてくれる丁寧な展開に好感を持てたし、亜人要素以外はかなりリアルな描写で亜人に対する強硬な日本の民衆や日米間の政府の違いなど両国の国民性が分かりやすく如実に表現されている点も見どころの一つ。絶対に勝てない相手に挑むという矛盾に挑む結末はどうなるのか?私の評価は満点。至福の時を過ごせました。