インターネットで犯罪予告の動画を投稿し、実行する謎の男。その男の正体とは――?
10年以上前に描かれた作品。
登場するSNSやネットスラングが地味に古くて身悶える。
正直、1・2巻は 微妙でした。。
だけど主人公の背景が次第に明らかになるにつれ、作品の印象が大きく変わっていった。
なぜ彼は予告犯になったのか。
彼の決意と、彼を目的へと突き動かしたものは何なのか――
主人公の選択と生きざまに、かなり考えさせられる。
彼の抱く絶望感は、10年前の作品発表当初よりも、むしろ今の読者の方が胸に深く刺さるんじゃないかな…。
最初は絵も演出もあまり好みではなかったのですが、読み終わってみるとすごい満足感。
読み応えがあるのに軽さと重さのバランスが良く、とても読みやすかった。
全3巻完結。オススメです