ネタバレ・感想あり囚人の島~白い世界に君がいた~のレビュー

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ハアアア……感動の涙!
2024年3月31日
なんという言葉で形容すればこの感動を伝えられるのでしょう?孤独とは他とのふれあいを知っているからこそ感じること。はじめから一人であれば、孤独によって生じる気持ちを理解できない。いもあん先生作品にでてくる深く内省的で、でも自分の価値観を無理やり押し付けるような所のない、素直でやさしい語り口の登場人物がとても好きです。何度も読み返したい。そして全作品コンプリートしてしまいます!
出会いのち別れは祝福
2023年1月11日
「出会わなければよかった」と苦しむ人の話ではないです。そこがジンワリする部分ですね。空間はずっと真っ白で2人だけのお話なのに、こんなにジンワリするお話を描く作者様に感謝したいです。後書きで、男の犯した罪は貴方の最も許せない罪~と書いてあり、なるほどと思いました。幾ら自省しても男のやってしまった罪はなくならないし、罰しつづけられるべきだと思う。ただ一つ、最後に男は大切な人の幸せを祈れる心だけを抱くことは許されたのかなと思いました。あと、元の世界に戻ったオジサマは平穏に暮らしている気はします(オジサマ良い人だから男の事を思い出してあのペンをよく眺めてそう)
泣けました
2017年2月14日
なんてお話なんだろう。この後、彼は許されるのか、幸せになれるのか、どうか幸せになれるようにと願わずにいれれないようなお話でした。
おすすめ
2016年12月3日
同作者さんの「267夜」を読んで、他の作品を読んでみたくなり購入しました。結果的にとても好きな作品に出合えて良かったです。心に響く作品です。
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シリーズを読めばなお深い話になります。
ネタバレ
2015年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今回は迷い人さんは、囚人の牢獄(今までに無い、すごい空間です)に招かれるというお話。
初めての方は最初の数ページは入りにくいかもしれませんが、
私は、18ページの「でもこれっぽっちを惜しんでも…」のところからは一気に加速しました。
読んで良かった
2014年1月23日
とても重い罪を犯した囚人の監獄は、真っ白で何もない、囚人以外の人さえもいない無限ループな世界だった!そこへ何処にでもいそうな普通のサラリーマンが迷い込んだ…

カテゴリーはBLだけど、全くもってBLではない
キスシーンは有るけど、いやらしい、そういうものでは無い

囚人の心の変化
サラリーマンの人柄
とても心が打たれ、自然と涙が出ました
大人向けの童話…かな?

他の方も記されてるが、希望に満ちた優しいお話だと思う

私も大切な何かを貰った様な気がする
このお話に出会えた事に感謝
深い!
2014年1月25日
不思議な世界感で好きです。あなたの最も許せない罪とその次に許せない罪を犯した囚人のお話です。最初に読んだときには囚人に慈悲を・・・と思いました。次に読んだときは彼が犯した罪を想像して読みました。
ラストの印象が全く違いましたよ。深く考えさせられる作品です。
感動しました
2014年1月15日
話は短いし、エロ要素も皆無です。
BLというよりは人と人との繋がりのお話し、たまたまそれが男性同士だっただけ、な感じ。
読後感は人によると思いましたが私は感動しました
すごく、希望を孕んだ優しいお話しだと思う。
良かったです。
2013年9月11日
「雨降らしの森~」と同じく、「迷い人」のお話です。しかし、こちらは「囚人」と「迷い人」の為、終始、シリアスです。と言っても、いもあんさんの作品ですから、淡々としています。また、舞台が「囚人の島」という真っ白で何もない世界の為、背景は一切なく、描かれてるのは「囚人」と「迷い人」二人だけ。よりストレートに心の変化が伝わってきました。読み終わった後、色々と考えてしまいました。「雨降らしの森~」のような心温まる作品ではないので、それを期待している方にはオススメできません。しかし、多くの人に読んでもらいたいと思いました。
何もない場所で交わったふたり
ネタバレ
2023年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●総73P。『雨降らしの森』と同じ“迷い人”シリーズとのこと。そちらは拝読していないのですが、読んでいれば設定や世界観がもっとスッと入ってくるのかも。本作の中では、“迷い人”がなぜ迷い込んでくるのか、なぜ戻ることができるのか、そのきっかけは何なのか、そもそも“ここ”はどこでどうなっているのか…などの説明は全くされていません。(ほんの少し作者さんの補足がある程度)
●それでも、だからこそ、“ここ”で出会った二人は外的な何かに影響されることなく、お互いの本質のみで関わりあえたのかな…と思います。二人の会話と触れ合いしかない。これはBLなのかな…人と人、心と心の交わり、という感じ。
●唯一BLらしい直接描写はキスのみですが、そのシーンはとても印象的でした。全くの“無”のような状態になっていた囚人が、人を愛すること、愛した人の幸せを願うこと、そういう温かい気持ちを実感する瞬間。
●囚人は、何人かの“迷い人”と出会っては見送っていたようですが、このような気持ちにさせてくれたのは今回の“迷い人”だけだったのかな…。必ず別れが来ると分かっていながら、「出会えてよかった」と言える交わり。それは幸せなことなんだろうか。
●囚人のこの先を思うと…何もない中を歩き、あの人が残した印を見つけたとき、囚人はどんな気持ちになるんだろう…。もし次の“迷い人”と出会ったなら、囚人のその人への接し方は今までと違うものになっているのだろうな…とも感じます。
難しい
ネタバレ
2022年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 72p、全表題作、途中作者様の補足のページとおわりの説明あり。おわりの作者様の言葉の中で彼が犯した罪が私がもっとも許せないと思う罪、その次に許せないと思う罪、諸々の罪全て。とあり、私はもし自分の関係者がその被害者だったら、この彼の罪が許される事の無いようにと願ってしまう心の狭い人間。でも、もし、彼が自分の関係者だったら?罪を犯す以前の姿を知っていたら?償える罪とそうではない罪がある。不思議な空間でのなんとも難しい内容。迷い人シリーズ?他にもあるようなので読んでみたいです。
いもあん先生
2018年5月7日
囚人は前向きに見えるのですが救いはないのかと思ってしまいました。
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重いものが残ります🤪
2014年1月18日
他の迷い人シリーズとは少し違い出てくるのは、迷い人と囚人。ただその二人だけで進みます。
男性同士というよりそこにいた人間同士だからわかり会えた。
読み終えた後にもやもやしたものはないんですが、ずしっと重い何かが残ってしまった…そんな感じです。
いい作品なんですが私には重すぎました。
詩的な作品
2013年7月18日
何も無い世界に、2人だけ。という状況を描いているため、背景が無さ過ぎて驚いた!(笑)
「迷い人」シリーズの中でも特に異質な作品だと思います。淡々とした孤独が後を引く、少し消化不良な読後感でした。
空しい気持ちになる
ネタバレ
2018年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同じシリーズの「雨降らしの森~」を読んで、高レビューにひかれて購入しましたが、背景はほぼ白、お話も救いが無さすぎて、読後空しい気持ちになりました。また、片方はいつも年配の男性ですし、キスシーンはありますが、わざわざBLにする必要はない気がします。
高評価につられて買いましたが
2016年12月5日
この作者の他の話が好きだったので買いましたが、こちらは値段相応ではないと感じました(ノ_<。)
不思議な世界、という設定とのことで背景や書き込みも全く無し、ページ数も80ページ無いくらいです。
つまらないわけではありませんが、私には400円の価値は無いと感じました。皆さん全員高評価でびっくりです。(批判ではないです;;)
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作家名: いもあん
ジャンル: BLマンガ
出版社: CLLENN