BL読み始めの頃は誰しも"名作"と評価されているのを選ぶ参考にすると思うんですが、こちらの作品は必ず名前が挙がっていますよね。私もそれで一気買いしました。
まず設定がそそられます。雰囲気のある日本家屋で男性だけの下宿を営んでるのが、美少年っていう。生意気なんだけど、不器用で世間知らずの純なツンツン王子で、すぐ蓉一可愛い!ってなりました(^^)
桜井さんもこれといった特徴のある男ではなかったけど、蓉一に惹かれて右往左往するのが年の割に可愛くて好感の持てる人物。
2人が徐々に恋心を自覚して、ゆっくり進展していくのはキュンとしました。
下宿には親戚一同住んでいるので、色々なドラマがあるのですが、私はそれにハマれなかった…。お家系の問題は全く引き込まれる内容ではなく、サラッと流し読みしてました(なので憂鬱な朝で人間関係のドラマが素晴らしく面白い事にビックリ)。その割に物語の多くの部分をそれに費やしてもおり…。正直4巻くらいで終わっても良い話を5巻迄引き伸ばして、さらにあまり必要性を感じない内容の特装版にして販売したのが、かなり私にとってのマイナスポイントでした。
この点は日高さんのせいではないかもしれませんがf^_^;