母に先立たれたつむぎと父のご飯事情。犬塚先生はシングルファーザーで、なれない家事を頑張るものの、炊事は苦手。そんな父を気遣って、つむぎは食べたいものを我慢し、一緒に食卓を囲みたい気持ちも我慢します。とうとうある日つむぎの気持ちが溢れ出し、ことの大きさを知った犬塚先生は一念発起し、料理の勉強を始めます。
そして、料理を一緒に勉強するのは、犬塚先生の学校の生徒のことりちゃん。料理屋さんの娘だけどこれまた料理が苦手。そんな二人がつむぎのために四苦八苦しながら食事を作りますが、出来上がったものは予想よりもずっとずっと美味しそう!そして、料理を作る過程がとても楽しそう!食事が私たちにとってどういう役割があるのか、食べるということだけでなく、作り手の思いも含め、食育の教科書にもなれそうです。泣いたり、笑ったり、つむぎの表情が可愛らしく、こちらもつい感情移入してしまいます。