全4巻全て読みました。結婚まで描いてくれたので、幸せそうな2人に癒される良い物語だったと思います。
桜乃さんが以前描かれてた作品「僕の奴隷に〜」を読んでいたので、ついついキャラの闇を探してしまいましたが、物語が変な方向へ行かずみんな悩みを乗り越え笑顔で終わっていて普通に良い作品で安心しました。
本来1話完結の物語だったのかな?と思わされる構成だったのが、4巻分も続き楽しませてくれたのはすごいなと思います。
ただ序盤はひたすら足の話だったにも関わらず、足の肉感にリアリティが無さすぎて細すぎて骨のようで見ているこっちは全然萌えなかったのが残念でした。
あんなに足ばかり見せるコマを書くのなら、それなりにリアルな足を描く練習してから作品に挑んで欲しかったな〜…と。
あと、序盤の付き合ってもいないのに足フェチだからって舐めたりまでしてた関係には引きました。
中盤からは、付き合ってなくても両想いだし付き合ってるみたいなもんだろ、と思えば納得できたので良いのですが、序盤はそれほどにも思えず。
まぁ足が好き=彼女が好き、って自覚がなかっただけかな佐伯さん。それより主人公のえみも流され過ぎな気が…付き合ってもないし、体の関係があるわけでもないけど、足を好き放題舐め回される関係って、なんだそれは(笑)
基本的にこの作家さんの描かれる作品は、主人公の思考がMだなぁと思います。佐伯さんになら何されてもいい、みたいな思考がどんどん強まっていくのがすごいなと思いました。
私は佐伯さんよりも樫八重さんが好きでした。人のモノフェチといいつつ次第にえみに本気になっていく彼の姿がツボでした。
彼とはくっつかないと分かりつつも、頑張れ樫八重!と思っていました(笑)
ところで佐伯さんはヤキモチ妬いてばかりでしたが、樫八重にキスされた件は知ってるのだろうか?大分序盤だったけどアレ…最後までそこはちょっとモヤモヤしました。もしやえみのファーストキス、樫八重さんなのでは…。
1番ドキドキさせられたのがあのシーンでした。その後ももっとドキドキさせてほしかった。樫八重さんはいい意味でも悪い意味でも、意外と良い人すぎました。おかげでなんの障害もなくえみは佐伯さんと幸せになれたので感謝ですが。
ユウも1回の絡み切りでよかった。ユウに引っ掻き回されたりしたらまだまだ続き描けそうな印象でした。ただし嫌な展開でですが(笑)