高校時代に恋はしたけれど キスどまりで その後とんとそういったことにご無沙汰な史音は 脚本家デビューを大学時代に果たし ただいま恋愛を描き切れなく絶不調。 これだけ一生懸命 書くことに人生をかけているのに リアリティを描けない自分でありが ふとしたところで 理想的な男性が現れる。 イケメンだけれど どこか壁があるし 自分を語らないその人は 偽装恋愛としては うってつけ。 そういう契約をかわして 週末だけ 軽い逢瀬を楽しむが だんだん相手を知りたくなる感情に押しつぶされそうになっていくのが なんとも 女性らしいし 共感はある程度できますね。 ちょっと甘ったるい所もあるストーリーですが 絵が子供っぽくないので バランスが取れているのがいいです。 やっぱり大人の純愛として読みたい作品です。