一巻の表紙をみたときヒロインの目があまりにも大きいので、「これ、ちゃおで連載?」と思い込んでしまいました。
実際に読み始めると、巻を追うごとに絵が美しくなり、特にカラーの絵は本当に素敵でウットリ。
ストーリーもテンポよく進むので飽きさせません。史実をもとにしているのもあって、正義が必ず勝つ!というわけではなく、ヒロイン側も容赦なく叩き落とされますが、伏線の回収もうまくて矛盾なところもなく安心して読めます。
始めは考えなしで無鉄砲なヒロインが様々な出来事を経て成長してゆく姿も好感がもてますし、彼女を取り巻く仲間たちも頼りになります。
また、敵側として出てくる役人などは極悪非道な悪人として描かれているので素直にヒロイン側を応援できるのも読みさせていると思います。
兄との対決や脇カプの未来など今後どうなるのかとても気になる作品なので読み続けたいと思います。シーモアさんで序盤を読んでから、紙の本で全巻揃えて雑誌も買い始めました。