ネタバレ・感想あり葬送~2011.3.11 母校が遺体安置所になった日~のレビュー

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自然
2024年7月8日
いまでもあの日のことは覚えています。
大きな被害がない地域にいた私でもそうなのですから、直接の被害に遭われた方のことを思うと言葉が出ません。
だからこそこのような作品は広く読まれるべきだとおもいますね…
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私の母校です
2020年7月3日
この漫画の存在を知りませんでしたが、タイトルを見ただけでピンときました。私は高校卒業後東京に出て今に至り、東日本大震災当時は両親の安否も分からず悶々としていましたが、この作品や他の方が仰っている映画を見て当時の混乱や苦悩を初めて知りました。色んな思い出の残る母校が遺体安置所(今は確か遺骨の身元確認をする為の事務所になったはずですが)だったと思うと悲しいですが、その過程を経てご遺族の元へと還られたご遺体があると思えば、それもまた仕方のない事だと思えます。復興もまだまだ厳しいようですが、当時の様子をうかがえるこんな作品は、震災からもうすぐ10年というこの節目に是非読んでほしいですね…
悲しさと辛さに耐えて
2014年5月3日
先日、岩手県三陸沿岸を訪ねました。今も復興に向けた作業が続いてます。
この漫画の舞台、釜石市も行きました。

さて、自分の母校が遺体安置所になるのは本当に辛いです。その辛さに耐えながら、歯型鑑定する様子が描かれていました。これは、他人事ではありません。自分の住んでいる地域がいつ大規模災害になるかわかりません。その覚悟を常に持たなくてはならないのです。
歯型鑑定で大変なのは、元の歯型のレントゲン写真と遺体の歯型を合わせる事ですが、そのレントゲン写真が災害(火災等)でなくなっていたりしたら、更に厄介です。大変なご苦労です。

震災で釜石を舞台にした映画が去年春に公開されています。こちらもご覧下さい。ちなみに、主演は西田敏行さんです。
主人公の半生
ネタバレ
2023年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ たまたま【「秋田書店」30%OFFクーポン】でみつけた作品でしたが、読んで良かったです。 ノンフィクション作家・石井先生の取材の元、漫画化された作品です。 歯科助手として遺体の歯型確認をしていく主人公・貴子。 その時の活動記録とともに、彼女の半生をまとめた内容です。 震災後、皆がどのように動いたのか、どのような様子だったのかが描かれています。 3話の冒頭のシーンには泣けました。 ただ震災直後の状況をメインにするのか、彼女の人生をメインにするのか、どちらかの方が、より興味深く読めたかな、と思いました。
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作家名: 村岡ユウ / 石井光太
出版社: 秋田書店