産まれた時からまさに一心同体で強い絆で結ばれていた双子の流風と流水が、謎のウイルス感染によって超人的な能力を身につけます。
また、同じ男性に恋をした事が引き金で、二人は光と影のように相反する存在となり、争いあう悲しい運命へ身を投じていきます。
コミックが連載されていた当時は主人公の流風を応援していましたが、今読み返すと何故か流水に感情移入してしまいました。
恋のために流風を憎み、総てを破壊していく流水。
彼女の狂気や荒々しさの中には癒せない悲しみが常にあったような気がします。
それだけにラストは涙が出ました。
ずっと一緒だった二人にとって悲しくも美しい結末だったと思います。
最後に流水は幸せであったと信じたいです。