少女マンガというよりは小説のような世界観です。イチャラブはなく落ち着いた関係でストーリーが展開されていきます。絵も綺麗だし表情や仕草や会話がとてもユニークで面白いです。パン屋を舞台にしていますが、音や香りや味まで伝わってくるほど料理がどれも美味しそうです。
芦原先生の作品は、言葉一つ一つがとても丁寧でリアルで共感できる思いも沢山あって時に突き刺さってハッと考えさせられたりもします。作品を通して言いたい事や伝えたい事が心に響きます。人に寄り添える先生だから人間の心理をここまで表現できるのだと思います。自分の迷いとか自信の無さとかそういった弱い部分を肯定してくれて更に前向きにしてくれるので先生の作品はどれもオススメです。