ひえぇ……こ、この作品、すごかった…。
SFの短編集。
第一話から強烈でした。足がいっぱいある巨大な虫がゾロゾロ出てくる。しかもかなりグロい。昆虫苦手な人は要注意。私はちょっと涙目になりました。
ディープインパクトな序章から始まって、物語はさらに深淵に向かってゆく――。
表題作の「まちあわせ」、すごかった。
ギリギリと心が締め付けられる。苦しくなるほど切なくて、残酷で、美しい物語だった。SF短編の傑作だと思う。
物語は4編入っています。
全ての物語に共通しているのは「犠牲」かな…。
何かを捧げなければ生きていけない苛烈な世界で。人は何を求めて、何を失うのか。
異形の世界に圧倒されながら、それぞれの壮絶な人生に言葉を失う。
ハードなSFが好きな人に超おススメ。すごい作品でした。
7/31までセール中。